「ゆるい繋がり」ありますか?

ゆるい繋がり、皆さんにはありますか?

昨日、今日と、テーマが違う学びの場で、この「ことば」に触れました。

正解のない社会・未来を生き抜くために「ゆるい繋がり」は大事な要素だと、私も強く感じます。それはきっと、私自身が、組織でもがいた経験があったからだと思っています。

私は、28年、組織で働いてきたわけですが、子どもを授かるまでは、特に働きづらさや生きづらさを感じたことはありませんでした。お恥ずかしいのですが、むしろ「女性記者目線」での取材を、自分の取り柄にしたいと思っていたくらいです。

ところが、32歳で「出産・子育て」というライフイベントを迎えた時に、自分が思うようには働けないということを初めて、感じたのです。時代もあったかと思いますが、主観だけで言えば「戦力外通告」をいきなり突き付けられたように感じました。

会社で働きづらさを感じるようになった私は、社外(社会)に目を向けるようになりました。社内では全く認めてもらえない自分の、いわば、ストレス解消でもあったかもしれません。子育て中ではありましたが、当時の部署は繁忙期以外は残業も少なかったことから、様々な学びの場に、首を突っ込むようになりました。

社外の働く女性達を知る事で、自分が出来ることを探しているうちにワーママサークルを立ち上げ、イベントを企画したり主催したりするようになりました。当時はSNSも今ほど盛り上がっていなかったこともあり(ブログやMixi程度)、行政からお声をかけてもらってイベントの一部を任せてもらうこともありました。

ほとんど当てにされない「会社」より、「ありがとう」って言ってもらえる「社会」の方が当然嬉しくて、繋がりがどんどん増えていきました。

こうして「緩い繋がり」の良さを知ることになったのです。

干されてよかった〜(って、今だから言えます)

昨日の「さくや姫サミット」の基調講演で、サンリオピューロランド館長の小巻亜矢さんは「これまでのコミュニケーションスタイルが通用しなくなり、どうしたってギスギスしがちな雰囲気の中で、それを解消する特効薬はない」とした上で、 不安の時代を働き抜くためのポイントとして、ご自身のマネジメント経験から「人は毎日ちょっとした希望で生きられる。人は人によって支えられる」「だからこそ、ゆるい繋がりは重要」だと仰っていました。

変わって今日は「旅と学びの協議会」という勉強会に参加したのですが(出口治明さんも参画していることもあり「人・本・旅」フリークとして追っかけています)、ここでも「弱い(ゆるい)繋がり」の大事さが、様々な文脈の中に登場しました。「弱い繋がり」を求めて出掛けていくことは、多様性を育むとともに、これから最も必要になるであろう「繋ぐ人財」に欠かせない「オープンな在り方」を育てるとか、「弱い繋がり」を持てば持つほど、チャンスが訪れるといった話もありました。

出口さんからは「弱い繋がり」を持つことで、背中を蹴とばす人に会える可能性が高まる。それが、コンフォートゾーン(安定・安心の場所)を超えていくことにも繋がるし、アンコンフォートゾーン(ある種のアウェイ環境)に行くことで、脳の9割を占めると言われる「無意識」ゾーンが覚醒されるのではないかという興味深い話も出てきました。

アンコンフォートゾーンとは、非日常です。

「旅」であったり「学び」であったりするのですが、少し視点を変えると、コロナ禍の「今」を指しているとも言えます。

「コロナ」によって創出された「時間」を有効に使うことが出来るかどうか。

問われています。

オンラインでの学びが進んだおかげで、昨日も今日も、私はほとんど移動することなく、有意義なお話に触れることが出来ました。制約を乗り越えて、繋がりの大切さを知っていたからこそだと思います。

「緩い繋がり」に踏み出せない人は、私が背中を蹴って差し上げます(笑)

それはそれは、めくるめく学び深き世界が、待ってますよ〜

小巻さんにも、出口さんにも、感想と感謝の気持ちをSNSでお伝えしました。。縁を育み、繋いでいくこともまた、大事なことです。

1日も早く、リアルでお二人に安心してお会いできる日が来ますように。

今日の朗読は、こちらです。

はらまさかずさんとも、お会いしたいなぁ。作品を朗読するたびに思います。

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