今夜も「本質のことば」を沢山浴びることができる「EMS」の特別講義に参加。先週から始まった特別授業は、今日が最終日だったが、結局、皆勤賞!!「学び」に「人」に飢えているわけです、はい。
今日の登壇者は、サイボウズの代表取締役・青野さんと、元ラグビー日本代表で「NEWS ZERO」のコメンテーターでもある廣瀬俊朗さん。
お二人とも「EMS3期の同窓生」。(直接、お話ししたことはありませんが)
経営のトップランナーと、トップアスリートの対談ですから…学びと気づきがてんこ盛りなわけです。
対談では「ビジネス」と「スポーツ」のチーム作り(マネジメント)について、青野さんが「スポーツの方が難しい」、廣瀬さんは「ビジネスの方が難しい」とお互いに称え合い!?ながらも、それぞれのマネジメントの共通点について、示唆に富んだお話を伺えた。
「いいチーム」とは、共通の理想があって、それに全員が心から共感出来ている状態である。
共通の理想(関心)がなければ、期待値にズレが生じるので、結果、お互いが不幸になってしまう。
そして、ここんとこが一番、響いたのだが
「売り上げUP」や「勝つこと」は、「目的」ではない!と。
廣瀬さんいわく「勝つこと」はもちろん大事だけれど、コントロールできない。だから「目的」は「ありたい姿(次世代の憧れであること)を実現すること」と、置いていたそう。
ここで青野さんがひとこと。
『「勝つこと」は「手段」だったわけね』
廣瀬さんは、それ故に、チームメイトには常に「勝ちたい理由」を問うていたそう。さすがの質問力!答えこそが真の「目的」ってことだもの。
実はこれ、サイボウズにおける青野さんの姿勢と見事に通じている。
住んでいる世界は違うものの「トップ同士の対談」の凄みを感じながら、私も「目的」と「手段」についてあらためて考えてみた。
「目的」と「手段」を取り違えてしまうことは、本当によくある。
ついついわかりやすさや、外からの評価を優先してしまって、本質を捉えることなく「手段」を「目的」に据えてしまっているのだ。
私自身、中学時代から「アナウンサーになりたい!」という「目的」を持って、運よく、その夢を叶えることが出来た。
ところが、出産を機に「異動」となって、現場を離れることになった。
モティベーションがダダ下がる中で、私は必死に!考えた。
「私は、何がしたくてアナウンサーになったのだろう?」
そう。本当の「目的」は「そうなりたい理由」を掘り下げたところにあって、「アナウンサーになる」というのは「手段」だったのである。
このことに気づいたから、私はその後も、テレビ局で働き続けるという決断をして、結果、数々の部署で経験を積むことが出来た。
「目的」や「目標」があるってことは、素晴らしいことだ。
一方で、それをさらに輝かせるには、そこを、もう少し掘り下げてみる問いの視点が大事。これを忘れちゃいけない。
トップ対談で「本質」を学べて…今日も清々しい気持ちである。
もうひとつ、対談ではお二人の人柄を色濃く感じ、マネジメントは「知識」じゃない、「在り方」なんだなぁと、しみじみ感じた。
個人事業主になって、まもなく2年。
そろそろ私も、チームで闘いたい!!
なんの根拠も計画もないのに、そんなことまで思っちゃう深い1時間だった。
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