「働く自分に自信ありますか?」と聞かれたらどう答えます?
静岡市女性会館が主催する講演会「働く女性が自信を持つための5つのヒント」は、冒頭、そんな質問から始まった。講師はジャーナリストの治部れんげさん。国際女性ビジネス会議などで何度かお話を聴いたことはあったけど、ここ最近は特に「ピりッ」と効いた記事を数多く拝見していることもあり、いつものように!最前列に陣取った私。冒頭の質問には手を上げることなく、静かに俯き苦笑い。
若い頃からほぼ毎日日記を書いているが、20〜30代は「自信とは自分を信じること」「自分を信じるしか道はない」など「自信が持てない自分」を鼓舞することばが目立つ。というのも、周囲からの厳しいコメントの数々━━「全く伝わらない」「喋りがサラサラしていて残らない」「気持ちが乗ってない」、極めつけは「お前が出るとチャンネルが変わる音がする」━━褒められるより叱られることを好む私の性格もあったと思うが、それにしてもこれでは自信喪失も仕方ないなと思ったり。
治部さんは、参加者と掛け合いながら「自信を持つ」ってどういう事なのか、それを持ちづらい環境や背景について、経験を踏まえて5つのヒントをくださった。
①自信がない、という女性は多い・・・世界的傾向だから、あなただけじゃないってこと
②自身がない人をサポートするのは管理職の役割・・・「仕事に自信がない」≠「女性に能力がない」→管理職は女性の後押しに工夫を
③周囲のいじわるにどう対処するか・・・仕事も地域も、違う角度から見ること 不当ないじわるはスル―か無視を 一歩外に出れば価値観を共有できる人が見つかるかも
④男性は本当に自信があるのか?・・・とにかくやるしかない!男性が仕事を引き受けるのは自信があるから〜ではない
⑤決めるのは自分自身 ・・・最後に決めるのは自分 他人は助けるだけ
あの頃「5つのヒント」を聞いていたら、もう少し上手にやって来れたかもしれないし、日記にしつこく「反省」のワードを並び立てていなかったかもしれない。
それでも、ライフイベントとともに感じてきた苦さや辛さと、それらを乗り越える度に身体で学んだことが、今の自分を作っていることもまた事実だ。
会場には30〜40代の後輩女性たちと、そのパートナーの姿もちらほら見られた。彼女たちや彼らが、自信をもって働き続けるために、私が出来ることは何だろう?とあらためて考える良い機会になった。苦い思いをしなければ、わからないことがあるのも真実だけど、余計な回り道はする必要はないし、誰かのせいにして、前に進むことをあきらめてしまうのは、本当にもったいない。
キャリアコンサルタントとして学ぶことを決めたのは、自分の若い頃の苦さがあったから。違う角度=「別の視点」でキャリアを見直したいと思ったら、キャリア相談も随時受け付けているので、気軽に声掛けを!
女性会館では今年度も「アイセル女性カレッジ」の受講生を募集しているが、いよいよ対象年齢=40代までを超えてしまった💦
よい意味で「先輩風」を吹かせていかんといけないなぁ・・・若手の追い風になるように 🌀🌀🌀
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