2月26日、立命館アジア太平洋大学(APU)学長で、ライフネット生命創業者である「出口治明さん」を迎えて「50歳からの生き方・働き方」と題したプチ講演会&ランチ交流会を開催しました。
出口さんをお招きするのは、2016年10月以来、2度目のこと。
出口さんの著作のファンだった私が、著書のあとがきに書かれていたメールに感想を送ったことをきっかけに繋がり、どうしても静岡の仲間に「出口さんのお話」を聞いてほしいと考えて勇気を出して「静岡でぜひ、子育てついてお話してください」とリクエストしたところ、出口さんが受け止めてくださって実現した会でした。はじめのあいさつで、主催者である私が感極まって「泣く」という熱量溢れる(私にとって)心に残る1日となり、そのお人柄や生き方に益々魅かれていくきっかけにもなりました。
ファンであることを公言し、あの日のことを語り続けていたら、この2月に静岡県主催のセミナーでお越しくださることを早い段階でキャッチ。今回も勇気を振り絞って出口さんに、スキマ時間でのセミナー開催を打診してみました。すると、すぐに快諾のお返事が来て、実現の運びとなったのです。
今回は短時間のセミナーなので、少人数でじっくり向き合いたいと考え、20人限定で募集したところ、知人、友人を中心にあっという間の満席。
私もその日を待ち遠しく思っていたところ、2月に入りコロナ騒動の影響で情勢が不安定になり、開催前週に、県主催のセミナー中止という情報が入ってきました。あきらめなくてはならないかと思っていましたが、出口さんとAPUのご厚意で、そのまま開催できることになったのです。状況が刻々と変わる中で、主催者としての責任の重さに正直、押しつぶされそうになりましたが、何とか無事に開催出来たことには感謝しかありません。参加者も、会社のルールで泣く泣く欠席となった1名を除いて全員参加。その熱意がまた、素晴らしい大人の学び場を創造しました。
参加の皆さんの感想は・・・
・お会いしたのは数時間なのに、何十時間も学んだような、今まで目の前にあった濃い霧が一気に晴れた感覚になりました。こんな感覚は本当に久しぶりで、お天気はどんよりだったけど、最高に清々しい一日でした。また会いたいと思わせる人って、こういう方なんでしょうね。今朝も昨日のことを思い出し、胸が熱くなり、なんだか涙が出てきました。
・ライフネット生命創業者の出口治明さんを囲んで講義&ランチ会があるというので参加してきました。めちゃくちゃよかったです。姿勢や態度、たたずまいそのものが一流でした。フットワーク軽くて、時間ギリギリまで対応して、下手な見送りとかさせなくて、柔和で、優しいけど、ぶれない。とにかく参加してよかった!
・楽しすぎて楽しすぎて……出口さんの、ズバッと言いながら、しかし肩の力が抜けるような返しが素晴らしくて、本当に良い時間でした。
・出口さんはご著書の通り飾らないお人柄で、かつ歯に衣着せぬ発言が清々しい、素晴らしい方でした。
・出口さんが学長を務める大分の立命館アジア太平洋大学。留学生も多いというこの大学、めっちゃ興味持ちました。
会場では、子育てに関して、教育問題、家庭のコミュニケーション、働き方改革についてなど、多種多様な質問が次から次へと飛び交いました。私も一つだけ事前に考えていたことを「質問」しました。「最近、ビジネスにアート思考やデザイン思考が必要だとよく言われますが、どのように思われますか?」と。
出口さんからは「変化の時代、これまでにないものを生み出すためには、もちろん必要なことですね」とのお答えでした。「旅する朗読」企画や「朗読」のビジネス展開などを進めていく上で、力をもらえた気持ちです。
また、印象に残ったこととしては、出口さんが知り合いから聞いて「確かに」と思ったという3つの考え方(生き方)がありますので、おすそ分けします。
①過ぎたことを愚痴らない
②人をうらやましく思わない
③人に良く思われようと思わない
私も含めて、皆さん、メモを取る手が止まらない・・・2時間半。知の巨人は、「では、また」と笑顔で手を振って、ひとり会場を後にしました。
開催日も、1日ズレていたら実現できたかどうかわかりません。みんなの思いが繋がった奇跡のセミナーと言っても過言ではないかな?(ちょっと大げさ?)
皆さんのリクエストが多かったので、コロナ騒動がおさまったら「APU見学ツアー」を企画しようと思います。なんと言っても私は・・・出口さんの教え「人・本・旅」を実践する旅するキャリアコンサルタント(ツアコン&キャリコン)ですからね。
皆で大分に行って、出口さんに再会する日が、1日も早く訪れますように!
最後は、皆で食べたお弁当。静岡の老舗料亭「三笑亭」のスペシャル弁当!! おいしかった〜
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