管理職考 その2

「うちの女性陣は、管理職になりたがらないんだよ」という声を、よく聞く。静岡という保守的な土地柄もあるかもしれませんが、正直なところ、個人的には「勿体ないなぁ」と思っている。

「なりたがらないんだよ」と言ってる側にも、本心からかどうかの疑いはある。でも、何にしても声をかけられたら、やってみればよいのではないかと、思うのだ。

「参考になる女性管理職がいない」とか「あんなに頑張れない」とか、まだまだ少数のサンプルだけを見て、「私には無理」と決めてしまう方も多いそう。そんな話を聞くにつけ、この間まで「女性管理職」だった私は、ちょっぴり反省しながらも、「だからこそ、やってみたら」と背中を押したくなる。

今年のはじめに、TEDなどで注目された植松努さんの講演会に参加した際に、植松さんは中学生たちにこう話した。

「どうせ無理」は「だったらやってみよう」に変えようよ。

「やったことのないことは、失敗して当然」「だけど、やったことのないことをやらなければ、自信はつかないよ」

実は私自身は、管理職にずーっとなりたかった。仕事がうんと出来たわけでもないし、自信に充ち溢れてたわけでもない。

ただ、納得できなかったのだ。自分が部下である時の上司たちのマネジメントに。評価の仕方、コミュニケーションのありかた、仕事の配分、、、、「私が管理職なら、絶対、しない」ってことばかりだったから、自分が管理職になって変えたかったのだ。

いや、実際になってみたら上手くいかないことばかりで、反面教師だと思っていた元上司たちに、心の中でペコリと謝ったこともあったけど😅、それでも、立ち位置が変わって初めて見えたこと、知ったことによって、自身が成長出来たのは確かだし、評価や職場のコミュニケーションなど、自分の権限内で変えられたことも、いくつかあった。

正解のない時代だからこそ、「やったことのないこと」にチャレンジする力は価値がある。

やってみたらいい。

下駄をはかせてくれるなら、素直に履いちゃうのもいい。

私は履きたかったけど、余程、心象が良くなかったのか、なかなか上がれなかったからさ(と、今さらぶつくさ)

私は皆さんの活躍を「社外相談役」として、サポートします。だから、一歩、前に。

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