25年ぶりに

先週金曜日に、地元紙に紹介されて以降「見たよ〜」「元気そうで」などと、各方面からご連絡を頂いていますが、昨日は、お葉書をいただきました。

20代半ばで、担当した「釣れて満腹駿河湾」という番組の、確か、初回の放送でご一緒したA子さんからです。

この「釣れて満腹駿河湾」は、釣りを通して人を描くという、ただの釣り番組ではない「ドキュメンタリー」(ディレクター曰く)で、私は、山育ちの「釣り初心者キャスター」という立場で参加しました。釣りジャーナリストの故・盛川宏さんとコンビを組んで、様々なエピソードをお持ちの一般の方と一緒に、釣りと出会いを楽しみました。

もうすぐ結婚するカップルは、お父さんに「鯛」をプレゼントするために

高校生釣りクラブ3人組は、大学進学を前に卒業記念に

企業戦士だった夫が、定年後、妻と一緒に釣りをしたいと誘うために

時には遠征で、新島や神津島まで、出掛けたこともありました。

A子さんからの葉書に、25年前の思い出が、次から次に浮かんできます。

鳴かず飛ばずで、才能もなく華もないダメアナだった私を、救ってくれたのが、この番組の大ヒットでした。ゴールデンでの放送で、視聴率25%を超えるまでの作品となり、ローカル発から、全国ネットの「日本列島編」なんて形の出世?も果たしました。

町では釣り好きのおじさま方から「けいこちゃん、大物釣ってるねぇ」などと声をかけられたり、釣り船に乗ると、無線で「今日は連れて満腹のけいこちゃんが乗ってるよ」などと広報されたり・・・いやあ、のどかな時代でもありました。

ヒットしただけでなく、この番組から学んだことは、山のようにあって書き始めると止まらないので、後日、あらためてお伝えすることに。

お葉書をくださったA子さんとは、イカ釣りをご一緒しました。スーパーの傘袋に、釣ったイカを入れると丁度いいという技を私たちに教えてくれました。

私よりはずーっとベテランでしたが、とっても元気で、船の上でも、スタッフ一同そのパワーに圧倒されたのを覚えています。以来、年賀状でのやりとりは続いていましたが、ここ数年はご無沙汰してしまっていました。

ずーっと応援して、見守ってくれている人がいるって、嬉しいですね。

A子さん、ありがとうございます。

さて、今日の「朗読マラソン」は連作にチャレンジします。

「よむよんで」から、はらまさかずさんの「紙の国(1)」です。

毎日UPしますので、ぜひ、続けてお聞きくださいね。

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