インタビューから学んだこと

オンラインで学ぶ機会が、圧倒的に増えていますが、私が最も気を付けているのは「聴いている」ことを相手に意識して示す事です。

アナウンサーの仕事は「話すこと」だと思われがちですが、相手の心に届くように「話す」には「聴く」ことが大事です。研修やセミナーでも、可能ならばまず「聴くこと」からお伝えするようにしています。ベタな表現ではありますが「話し上手は聴き上手」とは、よく言ったものです。

「オンライン映えする話し方レッスン」でもお伝えしていますが、オンラインで「話す」ことを職業としている方には、私は、マイクを使用することを勧めます。プロ仕様の高価なものでなくても、もちろんOK。「ある」と「ない」とでは、相手に対する届き方が違います。ちなみに私は、色々と使い分けていますが、通常のレッスンで使用しているUSBピンマイクは2000円くらいです。

そう、「話す」ことは、マイクなど機材で助けを借りられるのです。

ところが「聴く」ことについては、身一つで、小さな画面の中で、相手に「聴いているよ」と、伝えなくてはなりません。

そのために必要なことは何でしょう?

アナウンサー時代、インタビューする際に私がとりわけ気を付けていたのは、相手と呼吸を合わせることです。相手と息が合わないと、言葉がかぶってしまったりして、相手と自分の距離は、なかなか縮まりません。

まず必要なのは「うなずき」と「あいづち」です。(相手に真摯に向かい合うっていうのは前提条件です)

相手の声に耳を傾けながら、相手が話しやすい「うなずき」と「あいづち」をすることで、呼吸が合い、相手との距離が近づいていくのです。

オンラインでも、話し始めのタイミングが重なってしまったり、タイミングがつかめなくて、いつまでもお見合い状態・・・なんてこと、よくありますよね。

これらは、一見!?、話し方の課題に感じるかもしれませんが、実は、息が合っていない…つまり「聴くこと」が出来ていないことが原因だと、私は思っています。

アナウンサーの仕事としては、自分の声が相手の声と被ってしまうと、後に編集しづらくて困る(ディレクターにえらく叱られる)ということもあって、言葉は発しなくても「聴いている」ことを示さなくてはいけない場面が、かなり、ありました。これは、今のオンライン環境と同様、画面の中で「聴いている」という意思を表現しなくてはならなかったわけです。

こうした経験から体得したことについても、明日のライブ配信ではお話しできるかと思います。

YouTubeチャンネルFacebookから配信します。

私が「ライブ配信」が好きなのは、何が起こるかわからないからです。

もちろん、準備は念入りにします。

でも、何が起こるかわからないのが「ライブ配信」です。ゲストの質問が、視聴者からのコメントが、思わぬ化学反応を起こすということがあるんです。

これまた、呼吸の妙ですね。

明日の配信は、ゲスト2人なので…果たして、どうなることやら。

皆さんも、ぜひ、ライブでどうぞ!

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