「問う」ことから始まる

今日は本質行動学(EMS)の学び場で、ドラッカー研究の第一人者とされる佐藤等さんと井坂康志さんのお二人のレクチャーと、学び仲間60人ほどを交えての対話と気付きを共有することが出来た。

ドラッカーさんについては、まだまだ浅いところでしか理解できていないのだけど、ドラッカーさん自身の「問い」の素晴らしさと「問い」の持つ力について、今日の学びを通じて(その準備も含む)、あらためて確認できた。

「問い」が立つことで、確かに思考がぐーんと深まる。

そしてその過程では、沢山の「ことば」が脳内に行き来する。

井坂さんが

しばしば「答え」は争いを招くが

「問い」は多様な価値観を知る契機になる、という内容のことを仰っていて「ああ、まさに、そうだなぁ」と膝を打つ。

「答え」は「答えが出た」という安心感から、思い込みに繋がることも多く、それゆえに、譲れないものになりがちで、ここが違うことで、対立が生まれることは確かに多い。

一方で「問い」は、問いかける相手によって広がりもつながりも、どんどん生まれていく感じだ。

「マネジメントの父」とか「経営の神様」などと称されるドラッカーさんだが、常に「学徒(STUDENT)」でありたいと仰っていたという。

つまり「問いを持つ人」でいたいと。

ついついスピード重視で、せっかちに「答え」を求めがちだけれど、「問い」を楽しむ人でありたいな…私も。

井坂さんの魂の一冊(と帯にある)「Drucker for Survival」 深いです、面白いです。

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