不格好でもいい

「大切なことと、正しいことは違う」

生きづらさを抱える中学生たちに、そばにいて必死に言葉を紡ぐ非常勤講師の村内先生。

読み語りボランティア仲間のHさんが「もう読んだかな?はしけいさん好きそうだから」と貸してくださったのは、重松清さんの「青い鳥」

重松作品は、ほとんど読んでいるつもりだったけど、、、この作品はどうだったかな?もしかしたら2回目かもしれない。学校が舞台の作品が多いから、ごっちゃになってるかなぁ😅

でも、何度読んでも、いつ読んでも心に響くのが重松作品の特徴でもある。今回も泣けて、泣けて仕方がなかった。

村内先生は吃音で、言葉が上手に出てこない。子どもたちにも、バカにされたり軽んじられたりする。でも、だからこそ「言葉にならない言葉」を心に秘めているひとりぼっちの子どもたちに寄り添えるのかもしれない。

私の心のヒーロー「アンパンマン」にちょっと似ている。水やバイ菌に直ぐにやられちゃうし、格好もよくない。それでもいつも誰かのために犠牲を厭わず前に進む。

言葉がつっかえてうまく話せなくても、伝えたいことがあるから寄り添い続ける。村内先生に、伝え手として、キャリアコンサルタントとして本当に大切なことを学んだ気がします。

本って、いいね。

 

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