回る、巡る、幸せ

こんばんは!橋本恵子です。

育児休業から復職後、自分の天職だと思い込んでいた報道現場から異動になり、モヤモヤを抱えていた時期があります。出産前のように働けない自分が歯痒かったり、あるいは、子育て中だからと言う理由で、任される仕事が明らかに減ったことで、一時的に「やりがい」のようなものを、失っていたのだと思います。

「会社に居場所がないのなら、社会に居場所を創ろう!」

アナウンサー時代も、記者兼キャスター時代も、外に出て、人に会うことが何よりの幸せだった私。ワーママサークルを作って、社外で勉強会を主催したり、女性活躍の先進的な会議に参加したり、女性会館などが主催する研修や講座にも、積極的に参加するようになりました。

当時は、SNSも盛んではないので、フルタイムで子育てしながら働く女性が、社外活動に取り組むことは、静岡ではまだ珍しく!テレビ局勤務とか、元アナウンサーと言うわかりやすい肩書もあって、活動を目に留めてくださる方が少なからずいて、女性活躍や男女共同参画の分野のイベントなどで登壇したり、意見を求められることも増えました。一歩先を歩く、社外の女性の先輩方が、本当によくしてくださいました。復職後、息子が3歳半の時、子連れ転勤辞令に驚愕した時も、社外の女性メンターに「辞めることはいつでもできる。ひとまず、行ってきなさい」と背中を押してもらったことや、当時、息子が通っていたこども園の園長に「今、会社を辞めたら、子どものせいにしてしまうかもしれないわよ、それでいいの?」など、叱咤激励してもらったことは、大きな力になりました。

そんな風に、背中をおしてもらいながら、何とかフルタイムで働き続けた「珍獣」を、慕ってくれた社外の後輩たちもいました。

「はしけいさん」「はしけいさん」と声をかけてくれる姿が嬉しくて、私のような苦渋の道は進ませまいと、ついついおせっかいをやいてきました。

それが…ここ半年くらい、当時、慕ってくれた後輩たちからの連絡が増えて、驚いています。しかも、その内容を見ていくと、管理職登用試験を前にした相談や、キャリア転機に向けたプレゼン指導など、彼女たちのネクストステップを応援できることばかりなんです。中には「いつか一緒にお仕事したいと思ってたんです」と、研修の打診をしてくださる方もいます。

とっても、とっても嬉しいです。

私が、キャリアにつまずいていた時、先輩諸氏に応援していただいたことと、重なるなぁ…なんて、思うからです。

会社員時代、決定権のあるポジションになかなかつけず、裁量がないため支えきれず、悔しい思いをしたことも数多くありましたが、会社を卒業した今、こんな風に、若手の背中を押せる日が来るなんて、思ってもいませんでした。

私を支えてくれた、もっともっと苦しい時代に道を切り開いてくれた先輩方への恩を、後輩たちに送ると言うことなのかな?

幸せに働ける人達の輪が、回って、巡って、いきますように!

いつでも全力で応援できるように、私も、整えておかなくちゃね!

※写真は、ワーママサークル「Win-Winプロジェクト」が、初めて主催した勉強会(2006年3月)

 

 

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

なつかしいなぁ・・・

本を読んで、ファンになった、毎日新聞記者の小国綾子さんをお招きしたんですよね〜ご縁、続いてます!

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