こんにちは!橋本恵子です。「新しいことが大好きな私」…といいますか、「同じことを繰り返すことが苦手」と表現した方がいいでしょうか。リピートの研修や講座も、毎年、状況に合わせて、組み立て直したくて仕方がなく(笑)、今朝も、小さな「頭」をフル稼働しています。
社会人になってから今まで「どうやったら伝わるのか」を、ずーっと考えてきました。スキルを磨いても、届いた実感が持てずに苦しかった時期も長かったですし、知識を得ても「わかる」と「出来る」の間で、溺れそうになることも度々ありましたし(今も…です)、この「問い」とは、一生お付き合いしていくんだと思います。
会社員時代も、様々な役割をこなす中で、上司、同僚、部下など立ち位置に応じたコミュニケーションを学んできましたが、独立してからは幸いなことに、多種多様な「場」に立つことで、実践を重ねてきています。
縛られることが苦手なので、研修会社にどっぷり所属するスタイルではなく「橋本さんに!」と、お声掛けいただく仕事を優先しています。アナウンサー時代の名残ですかね。昔から「お前にやってほしい」というオファーが、最も燃え🔥る性分です。
細々とでも、効率があまりよくなくても、現場の担当者と目的を共有しながら、一緒に考え、一緒に組み立て、私なりに提案していくことと、そのために学び費やす時間が、何より、やりがいを感じるし楽しいのです。
昨日は、5月にリクエストを頂いている、介護施設での「虐待防止接遇マナー研修」の打ち合わせでした。会場となる施設に伺うと、受付の方の取次ぎもとてもスムーズで気持ちがよく、安心して打ち合わせにのぞめました。この時点で、既に私の中では、研修がスタートしている感覚があります。
現場で自分が感じること、特に、第一印象は場づくりには大切な要素です。昨日も、最初に感じたことを踏まえつつ、担当者さんに課題と目的を伺って、当日の流れを決めていきました。私の研修は「ワーク」中心なので、抱えている課題に対して、なぜそのワークが有効なのかを中心に、私なりの考えやこれまでの事例を交えて説明し、いくつか提示するアイディアの中から、担当者に選んでいっていただきます。
私自身は、介護現場のコミュニケーションのプロではありませんが、亡くなった祖母も、そして今は母が、デイサービスにお世話になっています。送迎の際のスタッフさんのふるまいや声掛けにも、施設のマナーの質は見えてくるものです。日々、興味をもって観て聴いていると、いざ研修!の際に、参考になります。
とりわけ私は「質問魔」ですから、時間を見つけて、多くの方に「仕事のやりがい」や「難しさ」などを聴いて回る癖があるんです。そんな日常の積みかさねが、役に立つんですよね。準備のプロセスでは、ケアマネジャーさん、理学療法士さん、作業療法士さん、お迎えのドライバーさんなどなど、様々な役割の方の「頭」の中を想像して「どんな言葉が響くのか」をとことん考えます。
介護職の皆さま以外には、今年も、5-6月に、生まれ育った街の高校1年生向けの「インタビュー講座」を任されました。去年は「初挑戦」で、時間配分や雰囲気づくりに、自分が思った以上に、振り回されましたが「今年はどうしようか?」と、考えあぐねています。伝えたいことは沢山あるけれど、絞り込まなければ、お腹いっぱいな記憶だけになってしまいます。午後の打ち合わせに備えて、去年の資料を見ながら、高校生たちの「頭」の中を想像し続けています。
さらに明日は大学での「コミュニケーション授業」です。初回の振り返りをふまえて、2回目で新たに取り入れることもありますし、初回で観て取れた学生の雰囲気を加味して、どんなエピソードが効きそうか、どのくらいの説明が必要かが絞り込めます。明日も「楽しく学ぶ場」が出来るように、最終の準備もしていきます。想像しながらなので、にやにや、ブツブツ、時には頭を抱えながら、考える様子は、はたからみたら、ちょっと怪しいかもしれません。
30代から憧れ続けている「アンパンマン」は、自分の頭=アンパンを、困っている方に「どうぞ」と言って渡します。当然、頭は欠けるので、見た目は少々不格好になりますが、彼はそんなことは気にしません。
小中学生から高校・大学生、そして、大人まで・・・自分の「頭」を、ひねったり、ふったり、絞ったりして「ことば」を届けていくことは、もしかしたら「アンパンマン」に似ているかも!と思えば、多少格好は悪くても、腹の底から力が出てきます。
チャレンジが続きます。そして、チャレンジの数だけ、出会う人、繋がりが増えていきます。
そんな「好循環」のために、今日も私の「頭」は、欠けたり、足したり、回したりで…今日もぐるぐる、グルグル回ってます(笑)
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