小学生と学ぶ「伝えるチカラ」

こんにちは!橋本恵子です。

2026年は、小学生たちとの学び合いからスタートしています。ご縁を頂いたのは、静岡県西部地区=磐田市の磐田西小学校のみなさん。主幹教諭さんが、昨秋開催した「ふじのくに子ども芸術大学 みんなで楽しむ声のレッスン」の「チラシ」に目を留め、お問い合わせ頂いたのがスタート地点でした。

アナウンサー時代から、「小学校での出張朗読会」などを全社プロジェクトとして立ち上げたり、朗読の師匠である山根基世さんが、NHK退職後「こどものことばを育てる」ことに取り組まれていることなど、子どもの表現力向上には、並々ならぬ関心がありました。磐田西小学校さんからのお問い合わせは、私にとって、本当にありがたく「興味関心ど真ん中!の挑戦」が始まりました。

全校児童でまるごと「伝わる話し方の講演」ってのは、私の好みではなく(笑)、成長段階に合わせた「表現」を、出来るだけ、近い距離で学び合いたいという思いがありました。だから、ワガママを申し上げて、低学年・中学年・高学年にわけて、それぞれの学年主任さんとの打ち合わせの時間を、夏休み明けにつくってもらいました。児童たちの様子を聞かせてもらい、持参した提案をアレンジしたり調整したりして、それぞれにプログラムを練り上げていったのです。

「ずっと挑戦したい」と思っていたことを、授業には盛り込みました。

アメリカの小学校では、低学年から「SHOW&TELL」という、自分の好きなものをプレゼンする授業があるという話を聞いたのは、もう何十年も前のことです。小さい頃から、人前で自分の気持ちを表せるのは、そうした学びがベースにあるんだと、頭の片隅にずーっとありました。

また「メディアリテラシー」について学ぶ機会があったらいいなぁというのは、報道記者時代から、考えていました。見る側から、製作側に回ることで、情報の読み解き方、選び方について考える機会があったら・・・10年前の社会人大学授業でも「子どもテレビ局」を地域に開設したい!という社会課題に向きあう企画を発表したこともありました。

当時と今の違いは「ひとりひと端末」あるということ。動画制作を手段にしたら、面白いかも・・・。

限られた時間の中で、何を題材にするか?という点では、話題の著者・三宅香帆さんの「好きを言語化する技術」などが、頭に浮かびました。私のコミュニケーションの師匠である鴻上尚史さん(劇作家)も、「立派なことより、好きなことを話そうよ、その方がずっと伝わる」と仰っていたこともあって、低学年と中学年は「好き」という感情にフォーカスしようと決めました。

アナウンサーとして、報道記者として、キャリアコンサルタントとして、研修講師として・・・決して大げさではなく、これまでの私のキャリアを総動員したプログラムになったと思います。いや、追加でね。スライドやワークシートの作成では「AI」さんにも、かなりサポート頂きました。子どもたちにはやはり、視覚情報が重要ですから。イラストだけでなく、私の思考をまとめてキャッチ―なことばにしてもらうのにも活用しましたし、熟達まではほど遠いものの、AIとの付き合い方も、おまけで付加されました。

私に授業を任せてくれた小学校ですから、窓口になってくれた教頭先生はじめ、先生方も、とても雰囲気が良く、何度も通わせてもらいましたが、安心して学び場に立つことが出来ました。それに!毎日、授業が終わった当日、あるいは翌日に!HPに授業の様子が、あますことなく写真付きで、紹介されるのです。実は、これが、私にとっても励みになりました。

子どもたちの笑顔、そして時に見せる真剣な表情、友達どうしでの取り組みの様子・・・正直、自分のイメージに追いつかず、悩ましい場面も何度もありましたが、それでも、新たなチャレンジが出来たのは、子どもたちのおかげです。

12/18  5・6年生 「動画クリエイターになろう」

メディアリテラシーを、実践を通して学ぶことと「誰に何を伝えるか」を徹底的に考えるということを目的にしました。上手な動画を作るのではなく、そのプロセスをチームで役割分担しながら(強みを活かして)味わってほしいという意図がありました。

6年生は、小学校最後の授業参観で!5年生は、6年生を送る会で、それぞれ上映をゴールにしています。

1/16 1・2年生 「つたわーる星へのぼうけん」

各クラスで、ひとりずつ「自分の好き」を発表することを体験しました。ことばに気持ちを入れるために、魔法の杖を導入!イラスト入りのワークシートは工夫したけれど、低学年には、まだ難しかったかな?

1/22 3・4年生 「ことばチャレンジャーになろう ミッション1 聴く」

1/29 3・4年生 「こどばチャレンジャーになろう ミッション2 話す」

コミュニケーションで最も大事な「きく」ことにじっくり取り組んでもらいました。授業と授業の間に1週間のインターバルがあったので「スキの木」を各クラスに貼りだして、友達や家族にきいた「スキ」を重ねてもらいました。2回目の授業では、3人ん1組で「西っ子の好きをきく」インタビュー動画にチャレンジ。表情、うなずき、あいづち・・・しっかり身体で示してくれる様子が、なんとも微笑ましかったです。

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残る授業は、5年生のフォローアップと・・・6年生の「動画発表」(授業参観デー)

子どもたちは、大人と違って変に気を遣いませんから「わかる」にも「わからない」にも、ド直球です。

だから、試されるし、磨いてもらえます。

途中経過をまとめたくて、したためました。

自分が取り組みたいと思ってきたことに、やっと、この年齢になってたどり着けていることに感謝です。

そして、もうひとふんばり!

 

 

 

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  1. 小学生と「伝えるチカラ」を育む

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