なぜそんなにフットワークが軽いのですか?

おはようございます。橋本恵子です。おしゃべりなので、心が動いたらFACEBOOKでブツブツ、ブツブツ、ひとりごちている私。とりわけ、移動の最中につぶやくことが多いこともあり、やたらと動いている人!とか、慌しい人!という印象を持たれる方が多いようです。

なので「忙しそうですね」とか、表題に掲げた「なぜそんなにフットワークが軽いのですか?」と、問われることが多いです。共に、自覚はほぼなく、これが私には自然なのではありますが、そう見えるのだなぁ‥‥と。そして、私は考えるのです。

「なぜ、私はフットワークが軽いように見られるのか?忙しそうに見えるのか?」

私と、質問される方の「感じ方」のギャップの掘り下げです。こうして何事も、考えるのが好きで、考えるために書くということが「習慣」なので、今回のブログはそんなことを。

もしも私が「フットワークの軽い人」と捉えられるのだとしたら、その背景には、書くこと同様に「習慣」というのが、ヒントにあるかな?と、思います。

どうしても若い頃の話になってしまうのですが、アナウンサー・記者時代、20代の10年間、私は主に、生放送の番組を担当していました。とりわけ、朝の全国放送の番組では「その日起きた出来事を現場から伝える」ことを大事にしていたので、前日に大きな事件や事故があれば「(中継に)出て!」となります。キャスターとして、断ることは出来ません。私が番組を担当していた当時は、オウム真理教の一連の事件が世の中を覆っていたタイミングもあり、静岡に存在した「富士山総本部」に、毎朝、中継に出向いていたこともありました。良くも悪くも、私の意思とは関係なく、伝えるために行かなくてはならなかったのです。

そうして鍛えられましたから、報道部に異動になってからも、何かあれば「行って、出て」でした。2001年9月には、夏休みでNY・ワシントン旅行から帰ってきた翌日、11日に、同時多発テロが発生し、数日前に仰ぎ見たツインビルの中に入っていた地元金融機関の本部に、取るものもとりあえず中継に出たこともあります。旅では、ワシントンからNYまで飛行機で移動していたこともあって、他人事とは思えない感覚を背中に覚えながら、安否情報を伝えました。多くの方が亡くなった中で、地元金融機関の皆様は全員の無事を確認出来、夜明け前に帰宅したことも、よく覚えています。

そんな習慣が、今でも残っているんですよね。

「行ける?」「出来る?」「来れる?」と聞かれれば、物理的に不可能でなければ「はい」しかないのです。そうして、その先々で起こる「新しい発見」を書き綴るから、「フットワーク軽く」見られるのかもしれません。

ちなみに「忙しいよね」とか「忙しそうですね」も、よく言われます。こちらも本人の自覚は、まるでありません(笑)。

武田鉄矢さん風になりますが「忙しい」って、漢字の成り立ちから見ると「りっしんべん(こころ)を亡くす」という意味合いがあるんですよね。

「ことば」にガンコな私!

心をなくしたら、話せないし、書けないし、伝わらないので、私の中で『忙しい』はあり得ない!!ので、そういう思ってもない「ことば」は発しないと決めています。これもある種の「習慣」で、使わなくなれば、思わなくなるものなんですよね。

私の辞書に「慌しい」はありますが「忙しい」はない(笑)

今日も、口数多めで!手を動かしながら、仕事と向き合っています。何でも「習慣」になれば、何とかなるもの。

「フットワーク軽いですね」と問いかける皆さんに、もしも、そうなりたい!という思いがあるのであれば、私が、意志と関係なく中継に出動していた感覚で、考えすぎずに「出ちゃう」「動いちゃう」をおススメします。そして、その時に「過度な期待はしないこと」というのも、セットにするとよいのですが・・・この考え方の「コツ」についても、また、機会を見つけて書きますね。

 

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