「みんなで楽しむ声のレッスン~草薙球場物語~」

10月13日(祝・スポーツの日)、静岡県の文化プログラム「ふじのくに子ども芸術大学」の講義として開催した

「みんなで楽しむ声のレッスン~草薙球場物語~」

静岡県内の小中学生19人が参加して、無事に開催出来ました!そして、19人全員が「修了証」を手にしました!👏👏👏

物語舞台に立って、その地を5感で味わい、物語(ことば)に気持ちを乗せて朗読するという「仕組み」で、私の師匠である山根基世さんが、愛知県半田市(新見南吉のふるさと)を舞台に行った「ごんぎつねプロジェクト」と、大好きな出口治明さんの名言「人生を豊かにするのは人・本・旅」に「ぴーん」ときて、6年前から取り組んできました。

初年度は「伊豆の踊子」の舞台・天城までバスを貸し切り、山根基世さんにもご参加いただきましたが、私の至らなさで参加者も定員を大きく下回ってしまいました。その後も、工夫を重ねて続けてきたものの、コロナ禍やそのぶり返し等にあうなど、毎回、参加者の満足度は高いものの、参加人数の少なさから「多様で豊かな学び場」=広がりを実現できずにいました。

6回目の区切りとなる今回は、思い切ってプログラムを1日に絞りこみ、小学校1年生から参加OKとしました。

このあたりが奏功したのか、県が作成してくれた学校配布のチラシだけで、定員の20名を大きく上回る応募があり、最終的には19人が参加してくれたわけです。

午前中は、声の出し方の基本を学んだあと球場見学を楽しみ、午後は、取材を重ねてまとめた全5編からなる「オリジナルストーリー」を、5チームに分かれて担当してもらいました。朗読指導者仲間にも協力をお願いし、個別の練習時間はわずか2時間弱でしたが、みんな満足の出来で、最後は修了証を手に、にっこり!!!!

笑顔の記念撮影となりました。

 

全員が「自分が読む」と決めたパートを、投げ出すことなく集中して朗読発表出来たこと!「ただしくより、楽しく」を合言葉に、とりわけ中学生たちは「せりふ」や「音」に、それぞれが工夫して表現を楽しめました。

参加した、子どもたちの声です。

 

・はやくちことばが楽しかった。

・楽しかった。

・発表がたのしかった。

・楽しかったから、もう一回やりたい。

・もう一回やってほしい(楽しかったから)

・こうしえんの門は、漢字が沢山あったけど読めた。

・きょうのおかげで音読が楽しいということがわかりました。

・わかりやすくて、こえを思い切り出せた。

・はっぴょうするのが楽しかった。

・今までは学校などで発表するのが苦手だったけど、声を出してしゃべることがこんなに楽しいんだと思った。

・球場の見学が楽しかった。

・難しいところもあったけど楽しかった。球場を見れてよかった。

・いろいろなことがおもしろかった。

・めっちゃ楽しかった!!最初は緊張していたけど、また新しい友だちが出来てうれしかった💕

 はしけいさん、おもしろかった♬

・とてもわかりやすく発声から教えて頂いて、とてもよい状態で発表出来ました。

・声の出し方や朗読のコツを楽しくやれたと思いました。大谷さんのまねがたのしくやれたんじゃないかと思いました。

 

保護者の方も、温かくサポートしてくださった上に、子ども達の変化に気づいてくださったようです。

 

・声のレッスンでは、終日大変お世話になりました。短時間の練習で大勢の前で自信を持って発表していた娘の姿がとても素晴らしかったです。貴重や経験をさせていただき、将来や自分自身の気づきになってもらえたかと思います。

・声の出し方や練習方法が知れて、年齢の違う子達とも交流できて、とても良い経験になり、刺激になりました。球場見学も貴重な体験になりとても喜んでいました。夏休み明けから色々積極的になってきたタイミングで今回の声出しの体験に参加できて本当に良かったです。これからも誰かに伝える事を怖がらず、上手に伝えられる子になってくれたらと思いました。楽しく、貴重な時間でした。ありがとうございました。

・人前での発表等、あまり積極的に挑戦できない性格なので、今回良い経験ができました。自分に自信を持つきっかけになるといいなと思います。ありがとうございました。発声、朗読など、いい経験になりました。兄は、高校野球への興味が高まりました。弟は、朗読とイベントを楽しんでやれました。スタッフの皆様が粘り強く、親身に接していただいたおかげだと思います。ありがとうございました。

・この度はお世話になりました。ありがとうございました。娘が楽しみに楽しみしていたので、参加できて本当に良かったです。中学女子3人は来年に再会しようと、記念撮影をして別れました。もっと朗読教室に通いたいとも言い始めました。また機会がありましたら、ぜひ朗読ワークショップに参加させてください。

・楽しんで参加していて良かったなと思いました。朗読があんなに上手に読めるなんて、母も嬉しく思いました。はじめ緊張していた顔がみるみる変わっていき、最後の発表では彼女なりの頑張りが見えて参加させていただいて良かったなと思いました。ありがとうございました。

 ・初めて知ることも多く、人前で話すということに今までより意欲が湧いたようで良かったです。参加した感想を聞いたら、声の出し方でお腹で支えると大きな声が出やすいんだってと教えてくれて、学校の宿題の音読をいつもより大きく丁寧に読んでいました。

・息子は音読が苦手でしたが、今回のイベントで、音読や朗読が楽しいと感じることができたことが、1番の財産です!また機会があったら是非参加したいと思います。本当にありがとうございました!

・年齢の違うお友達と、協力して発表に取り組んだことがいい経験になったと思います。子供は本読みが好きでしたが、帰宅後、YouTubeでも朗読を探したりしていました。お腹から声を出すことをきちんと 教えてくださりありがとうございました。

・息子たちが選んだ題材は、セリフも多く物語として楽しめたので、2人ともとても楽しかったそうです。ただ、読むだけのお話もあり、そちらは聞いている方も飽きてしまったようでした。朗読のワークショップなので仕方ないですが、子どもが飽きない工夫もいるのかなと思いました。人前で発表するという経験が積めて、とても良かったです。

草薙球場のスタッフの皆さまにも多大なご協力を頂き、球場見学も楽しみました。

 

教材が低学年には、ちょっと難しかったかな?という反省点は、次に活かして!これからも子ども達が「表現すること」の楽しさを味わえるようなワークショップを、続けていきます。

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アナウンサーとしてテレビ局でキャリアをスタートした私ですが、現場にいる時から「企業の地域貢献活動」として「小中学校への出張朗読会」企画をゼロから立ち上げたり!先輩と力を合わせて「アナウンサー朗読会」を開催したり、アナ室長の時には「夏休みこどもテレビ局」と題したプログラムを企画・実施したこともありました。

結局、どこにいっても「表現することのオモシロさ」を伝えたい!ということに、関わっていたいのだなぁと、報告書を作成しながら思いました。私にとって「声のレッスン」をはじめとする「表現を楽しむこと」は、「ライフワーク」と「ライクワーク」と、ちょっぴりの「ライスワーク」の中にあるなぁとも思います。

好きなことに、子ども達と、仲間と一緒にチャレンジできた2025年のスポーツの日!

不安も緊張も、ドキドキもワクワクも沢山ありましたけど、みんなの笑顔が見られて幸せな1日となりました。さあ、来年は「子ども芸大」は規程上、お休みになりますが、何しよっかなぁ~リクエストあれば、教えてくださいね!

 

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