準備は何のためにするのか

こんにちは!橋本恵子です。今年度はご縁を頂き、特に、上期は、大学で登壇させていただく機会が増えています。今日は一日、授業の準備に費やしました。その上で、あらためて、準備の大切さについて、まとめておこうかと。

これまで、単発の講義などで大学にお邪魔することは度々ありましたが、今期は、週に1度のペースで、大学1年生向けの「コミュニケーション」を主題にした全15回の講義を、2クラス、担当させて頂いています。初回講義で、学生たちにも伝えたのですが「私も皆さんと同じ新入生です」というわけで、準備にも時間がかかるし、迷い道クネクネと、どうしても回り道や寄り道が多くなります。

内容も含めて私が企画する企業研修や講義との違いとして、今回の連続講義は、テキストはあらかじめ準備されています。講師として私に求められるのは「伝え方」の工夫です。どうやったら学生たちに届くのか、濃密なテキストのわずかな「余白」に、私の具体的な経験などの事例を効果的にインサートできるか、準備では、スライドを見ながらブツブツつぶやいてメモしていきます。

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まだまだタイムマネジメントに、追われてしまいがちなのも課題のひとつです。決められたテキストの中でも、私自身が「要点」をしっかり掴んでメリハリをもって届けることに挑まなければ!!!学生たちは、つかみ損ねてしまいます。

一通り、目を通して、ぶつぶつつぶやきながら時間配分を考えて…ここから、もう一段、俯瞰します。これまで見てきた学生たちの様子も踏まえた教室の中の自分を想像して、立ち居振る舞いも含めて組み立てを見直します。

共に授業を受けもつ先輩講師の助言も取り入れつつ、初心者だけに、手間と時間をかけながら、どうにかこうにか教壇に立っています。

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では、準備は、何のためにするのか?

それは、咄嗟の時に心も身体も「ゆとり」を持って臨機応変に対応するためです。想定通りに、講義が順調に流れるのは、いわば、当たり前のことで、ここをしっかり準備で固めておけば、その場、その時の学生の声をピックアップしたり、面白がったり出来る「ライブ」を楽しめるのです。

「公開生放送」の司会やアシスタントという役割を担う中で鍛えてきたことが、こんな風に役に立つとは、思ってもいませんでした。

「公開生放送」の醍醐味は、その場で起きる「生の声」をいかに取り込めるかで、つまるところ、準備は大事だけれど、準備に縛られることなく、準備を超えた時の方が、面白いわけです。

 

というわけで、明日の「本番」を前に、準備な1日!ドキドキ・わくわくです。明日も楽しいLIVEになりますように!もう少し、準備します〜

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