こんにちは!橋本恵子です。セレモニーシーズンですね。昨日のブログにも書きましたが、私は住まいの学区の小中学校卒業式に連日参列しました。コロナを経て、以前に比べればスピーチ場面は少なくなりましたが(校長式辞、来賓1名祝辞、中学校では、在校生による「送辞」、卒業生の「答辞」くらいでしょうか)、場に応じた「スピーチ」を贈るというのはなかなか難しいなぁと、思うのです。
思い起こせばアナウンサー・記者時代は、毎日が「公式スピーチ」のようなものでした。番組によって、想定対象者は違うとはいえ、私が担当している番組は、ターゲットも幅広かったので、小学校高学年でも理解できる「ことば」や「表現」を選ぶことを心がけていました。気取った言葉や、飾った言葉は、どうしても届きにくいものです。卒業式や入学式など、あらたまった席であればあるほど、何となく「カッコつけたく」なるようで…このバランスが、なかなかムズカシク、拝聴していても、耳には入ってくるけれど、心には届かない…そんな「ことば」が、どうしても多くなりがちです。
校門の前にあるこの間までは、まだ硬かった桜の花のつぼみが、ようやく膨らみを増し、頬に感じる風にも春を感じるようになった頃、203人の卒業生の皆さんが、旅立ちの日を迎えることになりました・・・・
ありがちですか?
表現としては、五感も取り入れて豊かなんですけれど「一文が長い」と、話し言葉では、伝わりづらくなってしまいます。主語と述語は出来るだけ近く!一息で読み切れる文章を重ねていくのが、聴きやすいスピーチを作る、コツのひとつです。
校門の前に1本、桜の木があるのに気付いてましたか?今朝、確かめたら、やっとつぼみが軟らかくなっていました。春が近づいてきました。頬に感じる風も、やわらかく暖かくなってきました。203人の卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。
こんな風に、短く文章を重ねていくと、聴く人の頭にイメージしやすいですよね。「書き言葉(文字)」は、振り返って確認できますが、「話し言葉」は、流れていってしまうので、この「一文短く」、ぜひ、参考になれば幸いです。また、出来る範囲で、双方向を意識して「共感」し合えると、場の雰囲気が整います。例文に示した通り、押し付け過ぎには気をつけながら「気づいていましたか?」とか「雨が上がってよかったですね」など、ちょっとした投げかけがあると、優しさが伝わる気がします。
元々は「公式スピーチ三昧」だった私も、15年前、息子の小学校での保護者代表謝辞(3分くらい)を任された時は、かなり、頭をひねりました。当時は会社員でしたが、1週間くらい前から、帰宅後の時間を使って、下書き→喋ってみる→推敲→喋ってみるを、何度も何度も繰り返し、当日を迎えたことを思い出します。
先日の、動物総選挙でも「挨拶」を依頼されていたので、2時間くらいは費やしましたかね。自分の立場、聴き手の状況(想定=子ども向け)、伝えたいことなどを盛り込んで原稿を書き、時間調整し、実際にことばにして喋ることで身体に入れて、ようやっと本番!
・・・で会場入りしたら、目の前に子どもが一人しかいない状況で💦💦
でも、準備していたからこそ、対応もできるというもの。生放送で鍛えていたことに感謝しつつ、何とか大きなトラブルなく終えられました。
さてさて、卒業式では、来賓紹介の時に15秒程度、ほんのひとこと、メッセージを伝えるチャンスがあります。短いメッセージは短いなりに悩ましく、どうやってギュギュっと凝縮するかに注力します。
今日の中学校の卒業式では「みなさんの大事な門出の時に、ご一緒出来ることが嬉しいです、ありがとうございます。たいがいのことは笑顔でいれば、何とかなります。これからも応援しています、卒業、おめでとうございます」と、お伝えしました。「朝のあいさつおばちゃん」のメッセージ、届いたかなぁ…と振り返りつつ、いや、それよりも、日々、「おはよう」を積み上げてきたことの方が、もしかしたら、意味のあることなのかもしれないなぁとも思ったりしてね。
卒業式の前に、いつものように(ジョギングウエアじゃなく、トレンチコート姿でしたが)、横断歩道で子どもたちを迎えました。
いつもの「おはよう」に「おめでとう」を加えると、何だか鼻の奥がツーンとなりました。いつもちょっと遅い時間に来て、控えめだけど丁寧にあいさつしてくれる男子生徒が「ありがとうございます、最後ですね」なんていうんで、またまたじんわり(笑)
ついでに、卒業式後の3年生203人による合唱(「正解」「友〜旅立ちの時〜」)では、最前列で感動しすぎて、ポロポロ😢。他人の心を動かす声と言葉を持っていることは、本当に素晴らしいことですね。地域のおばちゃんとして誇らしいです。
そして、私も、たとえどんな場面でも、心が通じ合える「ことば」を繰り出せるようにありたいな〜と、子どもたちにまた、教えてもらったのでした。
伝えるための準備の話のはずが、最後は…
心を込めて、卒業おめでとう!毎日元気をくれて、ありがとう!だな。

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