話す前に考えていることは何か?

来週に迫った、大学生向けの特別授業前に頂いた「事前質問」。3つ目は「話す内容のまとめ方を聞きたい。話す前に考えていることは何か?」です。

人前で話す時、基本的に私は、かなりシミュレーションして、リハーサルします。研修や授業では、事前に資料をお渡しすることも多いので、まずは、ゴール(主催者が参加者に望むこと、参加者の行動変容に繋がる「何か(都度、違う)」)を徹底的に話して絞って確認して、その上でそこに向けて、組み立てを考え、資料を作成した後に、実際に口に出して話してみます。

ということからすると、事前に準備ができる時には、「まず、ゴールを考え定めて、そこに向かう道すじを何通りも考える」ということですかね。「何通りか考える」というのは、1本道しかないと、前日までにどんなに考え準備しても、当日「あれ?違った」ということが起こった時に、困ってしまうから。選択の余地を残すためです。

じゃあ、そういうあらたまった「場」ではなく、何となく「話す」場面ではどう?というと、事前に考えていることは「ない」かも(笑)しれません。あるとしたら、相手に興味を持つこと、相手から何を学べるかな?と思っているくらいです。話が始まったら、相手と一緒に脳内に「絵」が描けるように、問いかけたり、自分の経験を添えてみたりしますね。

ここから、多くの方と学び合う場が続きます。

ご一緒する皆様の「頭の中」を必死に想像したり、何に興味があるのかを、日常生活の中で探りながら、毎度!組み立てに腐心しています。そういう意味では、話す前に考えていることのベースは、日常生活で気になったことを、常に言語化して積み上げていることにあるかもしれません。考えることも言語化も好きだから、苦しいこともあるけれど、何とか「話す」ことが出来ているのかな。

質問の意図に沿って、答えられているのだろうか?

事前質問は、いいですね。来週、実際にお会いできるので、そこからまた深められるのが楽しみです!

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