「助けてほしい」って言える?

「助けて」って、なかなか言えなかった。「自分でできることは自分でしなさい」って幼いころから言われ続けたからなのか、「助けて」=「出来ないことの証明」のようなイメージが強かったからかもしれない。意地っ張りの性格もあったかも。

「助けて」と言わなきゃやっていけなくなったのが、息子を授かって仕事にフルタイム復帰した時。夫婦ともに実家が遠方だったので、急な残業や息子の体調不良の時にファミリーサポートさんを頼った。年末繁忙期には、ほぼ毎日、ファミサポさん宅で親子そろってお世話に。息子は小学校を卒業してからも、「家のカギを忘れた」「自転車の調子が悪い」などという口実をこしらえてはファミサポさん宅に入り浸り(笑)、育てのじぃじ・ばぁばには、今でも世話をかけてばかり。

当時の経験があったから、文字通り「助かった」ことが沢山ある。管理職になってからも部下を頼ることが自然に出来たし、母の介護が必要になってからも、姉や弟との役割分担も大きく偏ることなく今のところスムーズに出来ている。自分が「出来る範囲」について理解が進んだことも、効果のひとつだ。もし、「助けて」を発信できないままだったら、きっとずーっと一人でがむしゃらに突っ走っては転んでを繰り返していただけだったかもしれない。

・・・と、わかっているはずだったのに、個人事業主になって2か月。なんてったって「個人」だし・・・と、実は一人で抱え込んで悶々としていることがあった。でも、やっぱりそれじゃ上手くイカン!この先、行き詰まるわ~と思い、今日、勇気を出して知り合いに、とあるイベントの運営について「助けて~」と、サポートをお願いしたところ、快諾してくれた。ビジネス経験も豊富だから、本当にありがたく、感謝、感謝。

もちろん、それぞれの都合もあるから無理強いするものではないけれど、助けてほしい時には、素直に言ってみるといい。無理しすぎて、身体を壊すのはもってのほかだし、ストレスためて周囲に当たり散らしたり、終始不機嫌でいるよりはよっぽどいい。(昔の自分に言いたいね)

出来ることはみんな違うし「お願い」も「サポート」もしやすい関係を、これからも周囲に築いていけたらいい。ちなみに私は、おせっかい星人だからさ、頼られると嬉しくて「ほい、ほい」安請け合いしちゃう派。私に諸々頼みごとがある人は、そこんとこ、ヨロシク!

 

 

 

 

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