伝わる声、伝わる話し方

今日は静岡市女性会館が主催する「第16期アイセル女性カレッジ」の最終プレゼンに出掛けました。ネクスト管理職世代の女性たちが、およそ半年間、月に一度の講義を受けながら、6グループに分かれてそれぞれが決めたテーマに沿って研究・調査し、今日の最終プレゼンテーションを迎えたのです。

実は私、13期生なのですが、第14期・第16期の有志の皆様に「声の出し方や表現の可能性の広げ方」について、先月、ボーナス講座を受け持った経緯もあって「お節介フィードバック」をするために、会場後方でプレゼンを見守りました。

それはそれは集中して耳を傾けます。内容にとらわれすぎることなく、話し方に特化したフィードバックをしようと思っていたので、声のトーン、話し方のスピード、適切な間合い、理解度、人前で話す姿勢など、一人ずつ、メモを取りながら聞いていきます。「読んでいる」状態から抜け出せず、話し言葉のイントネーションから外れ、独特の節回しやいわゆる調子読みになってしまっている方には厳しめです。せっかく内容がよくても、もったいない。思わず「うーん」と唸ってしまいます。

結構、多いのは「え〜」「ま」などが、文頭に無意識に差し込まれている方、これも無くせるといい。ちょっとしたことですが、これがある、ないでは聞こえ方が違ってきます。なくなると、すっきり知的な印象になります。

また、助詞が上がり気味の方も惜しい。「〇〇でぇ⤴」「〇〇なんですがぁ⤴」というのが連続すると、甘えてるような、こびているような響きになります。

文末は、跳ねて上がる人が多いですね。「○○しましたっ」ってのは、元気な感じは出るんだけど、幼さが説得力を下げてしまいます。

でもね、細かい指摘よりも何よりも「伝える」ために、一番大事なのは「意味内容」をしっかり自分のものにしているかどうか。少々躓いたり、かんだり、間違えても「わかって話している人」と「ただ読んでいる人」では、伝わり方が全く違う。今日の発表でもそれを実感しました。素晴らしい発表には、ついつい前のめりになりました。

ボーナス講座は有志参加だったので、講座を受けていない、私を知らない方にも、もれなく「フィードバックしちゃった」という、とんだお節介講師の私ですが(苦笑)、もったいない発表を聴くと、直したくなってしまってムズムズ。根っからの指導者気質なのであります。

とりわけネクスト管理職世代の女性たちには、自分の苦い経験もあって、思い入れもその分強いのですが、やはり、会議やプレゼンテーションで「説得力ある話し方」を持っているのは、大きな力になるはずだし、部下との面談でも活かせます。

ああ、この層に向けて「話し方講座」とか「話し方指導」やりたいわ〜うん、やりたい!!!2月中旬以降、少し時間が出来るので、自らの管理職経験を活かしつつ「話し方」とのコラボレーションで後輩女性たちの役に立つコンテンツとして提供していけるように準備しよう。

「働き方改革」も大事だけど「話し方改革」だって大事なことだものね。

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