今から14年前、育休復帰後に担当した業務は、若かりし頃の自分には全く面白みを感じられなかった。データチェックの日々で、ともに仕事をするスタッフは関連会社からの派遣メンバー=その道のプロフェッショナル。育休後、本社の「素人」が責任者として座っていることに、少なからず反発もあった。
1歳になったばかりの息子を保育園に預けて働くのだから、、、やりがいを感じたいのに、モティベーションは最低。会社に行くということ自体が重くて、カーステレオで「アンパンマン体操」を聞いては泣いてばかりだった。
そんな毎日で、とにかく業務を必死に覚えて1年と少しが経った2006年2月、広島出張を命じられる。
この出張、中四国エリアの放送進行担当責任者(部長級)が一堂に会する場での先行事例の紹介という「え?私に出来るの?」というのと「2歳半の息子の預け先はどうする?」という色々と荷の思い仕事で、最初は面食らったが「上司からの依頼なのだから、きっと出来るはず」と信じて担当することにした。
引き受けることは引き受けたが、日帰り出張とさせてもらい、往復新幹線(約7時間)に事例発表(約4時間)という「行くだけ~どんだけ~」なスケジュールで、何とか対応。懇親会を前に静岡に帰るという広島を何も感じない1日だった。ちなみに当時の日記はこちら。
あれから14年。今回の広島出張はなんとまあ「2泊3日」である。
前泊の今日は、午前中、静岡市内で登壇というスケジュールながら、午後の新幹線でのんびり広島入りし、夜はドリマ先生のちーちゃんと「鉄板焼き」&おしゃれカフェでのスィーツまで楽しめた。「のどぐろ」や「赤半」などを、目の前の鉄板でジュージュー。ちーちゃんも私もノンアルコールだが、たくさん喋って、たくさん勇気をもらえた。明日はお仕事に全力投球だが、あさっては夜の新幹線まで、宮島?呉?資料館?など、広島観光を予定している。
こんな日が来るんだね。嘘みたいだわ~。
悩んだ日々も、辛かっただけの毎日も、こうして振り返ることが出来る幸せ。今日の登壇でも育休明けの皆さんにお伝えしたけど、心から言えるよ。「キャリアは長距離走。短距離で勝負しようと思わなくていいんだよ!」ってね。
ジュージュー鉄板焼き・・・写真でどうぞ
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