野郎ども(息子&夫)が、すでに公開日に見に行ってしまっていたので、私はひとり置いてきぼりが悔しくて(笑)、仕事の合間を縫って映画館へ。
いやあ、ばかばかしくも温かく、くだらなくも可笑しい三谷ワールド全開の2時間10分だった。
世の中、リアルもバーチャルも「善悪」を決めつけたがる風潮が強い気がしています。確かに「善」VS「悪」などの二項対立の図式はわかりやすいのかもしれないけれど、そんなにキレイに分かれることって、ホントのところはない。すべて「ゼロ」か「イチ」かでは、苦しすぎる。だから私は三谷幸喜の作品が好きなのかもしれない。
「記憶にございません」に登場する人たちは、みんな「善」の要素も「悪」の要素も持っている。悪人っぽくても憎めなかったり、善人っぽいけど、ちょっぴりズルかったりして、人間らしい。石がぶつかってけがをするくらいで(まあ、これが一国の首相だから大ごとではあるんだけれど)、殺人はおろか流血など派手な出来事は一つもない。
警察小説や山岳小説、医療小説など「命がけ」大好きな私だけれど、三谷ワールドには大満足。
平日の映画館はシニア色が濃くて、私のような「おひとり様」も多く、同じ場面で「クスっ」と一緒に笑えるのもいい。俳優たちが楽しんでいる様子が、スクリーンから伝わってくる。どんなチョイ役も個性豊かに大切に描かれている。「楽しませよう」と三谷幸喜がしこんだ罠に、見事、全部はまった気が。
三谷さん、実は、私の大学の先輩!!!これだけのエンタテーメントを創って発信できる人が先輩なんて、ちょっと自慢だわ。
会ったこと?もちろん、ありません(苦笑)。日芸が、もっとも日芸だったころ、輝いた方ですが「誰かを楽しませたい」っていう気持ちは、後輩である私も同じ。研修でもワークショップでも、読み語りでも、司会でも!目の前のひとりひとりに届く「コメント力」を持っていたいと、思っています。三谷先輩!勝手についていきます!!!
実は私、FBには、ブログ以上に趣味の駄文を書き連ねていますが(あ、ブログも駄文か💦失礼)、今日の分刻みスケジュールをネタにしていた途中で「記憶にございません」と書き入れた自分に(爆)。記憶はありますよ、映画タイトルですよ、まだ、大丈夫です。
明日は、中3読み語りボランティア〜オンライン打ち合わせ〜オンライン学習〜ダイバーシティセミナー〜友人とお茶(さっき約束)。
詰めて、詰めて、行きます、生きます。
あ!!!!日曜日は「ビブリオバトル」です。こちらもよろしくです。準備もしなくちゃね。
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