管理職時代の「武勇伝」?

こんにちは!橋本恵子です。
今日は「育休プチMBA🄬」を運営するボランティアチームの定例ミーティングでした。今期のメンバー2人は、この春から半年間、セミナーの広報と運営に工夫を凝らしつつ支えてきてくれました。卒業まで、あと少し。半年に一度、こうしてメンバーを「復職」へと見送ってきたのですが、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちです。

議事に沿った打ち合わせの後は、グループコーチングさながら、悩んでいること、迷っていることなどを対話する時間となります。私の方が長く生きているので(笑)、会社員時代の経験を尋ねらることも多く、思い出して言語化する中で、今更ながら「ああ、そういうことだったのだなぁ」と感じ入ることも多々あります。メンバーの問いの角度が素晴らしいからだと思います。感謝!!!!

今日は「管理職時代、抵抗勢力にどのように対応していたか?」という問いを頂きました。「抵抗勢力」だったかどうかは別として、物事を通したいとか理解してほしいのに、上手くいかない時には、私は必ず、足繁く、その人の元に通い続けました。とにかく話を聴いて、相手の状況を理解することに注力しました。それですべてが上手くいったわけではありませんし、私の意思で決定できることも決して多くはなかったのですが、それでも、振り返ってみると、「仕方ないなぁ」「お前が言うならやってやるよ」にまで持ち込めたことも多々あったかなぁ?と。

その一つの例が、社内で初めて「研修」を開催した時のことです。上司の発案で「いざ」となったのですが「休みを返上して1日研修するなんて、意味ない」と、あちらこちらからブーイングの嵐。元々技術系の会社なので「研修」など受けたことがない方がほとんどで、30人ほどの参加者のうち、渋っている人にひとりひとり直当たりして、研修の意味や意義を説明して回り、何とか当日を迎えました。知人の講師をお招きしたこともあり、ワーク中心の展開で、終わってみれば、誰一人、途中で眠りこけてしまうことなく、ブーブー文句を言っていた人たちも、楽し気にしていたので、夕方、会場を片付けながら、ホッとしたのを、今でもよく覚えています。

「抵抗勢力」との対話で、私が心がけていたのは「説得」ではなく「納得」を導こうということでした。まずは、相手の言い分に耳を傾け、その後、スキをみて、こちらの要望も伝える。「絶対、この研修に出たら上手くいきます」とは言わない。「出てくれたら、嬉しいし、こんな場面で役に立つんじゃないかなぁ」など、相手にとっての課題を踏まえた「メリット」を伝える。何度も何度も繰り返していくうちに、風向きが変わることがある。その瞬間まで、とにかく通い続けるのです。

しつこいんですよね、根が。

会社員時代にやっていることを、今は地域で実践しています。ある意味、決められた枠もあるし目標もある「組織」と「地域」はやはり違って、なかなか難しく苦戦しています。

それでもやっぱり、私にできることは、足繁く通うこと!

気付かせてくれた「質問」に感謝です。ありがとう。

 

こちら、私!「イクボス」で静岡県に表彰されたことも ↓↓↓ なつかしい〜

 

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