自分が最も自分らしく働けると信じていた、報道部から異動になった時に手に取ったのが「仕事は楽しいかね」だ。サンタクロースみたいなおじさんが、甥っ子(だったかな?)に働くことについてレクチャーするという仕立ての軽めのビジネス本で、あの時は絶望感の中で、まったく仕事を楽しいと思えなかったから!半ば、やけくそで手に取った。(・・・と記憶している)
そこに出てきたのは、タイトルのこの言葉だ。
試してみることに失敗はない
何もやらなければ、それがうまくいくのか、はたまた、うまくいかないのかもわからない。うまくいかないということがわかるということもまた、試したことの成果だから、決して「失敗」ではない、という意味合いだ。
コメントがCMで切れてしまった・・・とか、話すべきことをうっかり忘れてしまった・・・とか、寝坊した・・・とか、生放送に携わる機会が多かったので、自分の失敗は、どうしても影響が大きいこともあり、それまで「失敗」はとても怖いものだと思っていた。でも「結果」ではなく「プロセス」である「試す=チャレンジ」に注目することで、怖さが和らいだ。なんでもとりあえず「試してみよう」と一歩踏み出せるようになったのは、この言葉に出会ったからかもしれない。
あれから20年・・・(きみまろ風)、すっかり面の皮も厚くなり、怖いもの知らずの50歳!息子のためにひそかに購入した「高校生に読ませたい日めくりカレンダー」(お手洗いに設置)で見つけた、こちら。
うっとりしすぎて、朝のゴミ出しをうっかり忘れるところだった。
来月中旬までは、結構、自分を追い込んでいる。背水の陣パワーにこの言葉で、あと2週間、ぐいぐいいきますわ。
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