「掛け算」と「ネットワーク」

1年ぶりにお仕事でご一緒する2人から(全く別業種)ともに「キャリアコンサルタント資格を取得しました」と聞いてビックリ。去年、確かに「興味がある」と二人とも言ってたけど、見事に一発合格!。仕事と並行しての勉強、素晴らしい。

給付金の支給額UPもあって、資格取得を考える方も幅広い年代で増えているそう。キャリア支援は、組織の内外で必要なので、仲間が増えるのは意義深いと思う。

一方で、資格は取得したもののなかなか活かせないという方も多くいる。「キャリアコンサルタント」という資格がある=喰っていけるわけでもなく、とりわけフリーという立場では、自分(資格)を活かす場は自分で創るしかないので、ビジネス思考や営業力も必須だ。かくいう私自身も失敗経験を重ねながら、試行錯誤の日々が続いている。

それでも何とか「仕事」が頂ける理由は、大きく2つあると思っている。

1つは「掛け算」戦法。話し方×キャリア、朗読×キャリア、コミュニケーション×キャリアと、自分が出来ることを掛け合わせることで、技を増強させるとともに、アプローチ先を増やすというやり方だ。キャリアコンサルタントとして学んだことは、比較的、どんなジャンルとも親和性が高いので、何と組み合わせるかで、これまでにないスタイルを確立することも出来るのではないか?また、多くのキャリアコンサルタントがひしめく「王道」ではない場所に行ってみると、これまた引き合いが増える。環境を変えることで活きるということも結構ある。

2つ目は「ネットワーク」。人脈は大きな力だ。「仕事につなげよう」と思って繋がってきたわけでは決してないが、自分が出来ることを厭わず、面白がってやってきたことで、どうやら相手の記憶の片隅に「住み着いてしまっている」ようだ。「フリーになりました!」と宣言したら、いくつかの紹介や直接のご縁を頂いた。社外に目を向けてきて本当に良かった。もちろん厚意に甘えることなく、しっかり成果を実感してもらうことは必須である。

そんなことを、資格取得した方につらつらと話していたら「勇気が出た」「私もやれる気がする」と笑顔がかえってきた。私はこういう瞬間がたまらなく好きだ。誰かの背中を「ことば」でサポートすることが何よりの喜びだから。

先月は講座プログラムの構築や資料作成に頭に汗をかきながらの日々が続いたけれど、今月はOUTPUTの機会も多く、新たな出会いも次から次へとやってきている。やれるだけの準備をすれば、後は自らが楽しんで場づくりするだけ。明日は地元で育休復帰者向けのセミナー、あさっては県外デビュー(絵本の読み語りスキルアップ@広島)。

楽しんで行くぜ!!

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