オンライン話し方レッスン(今月は体験)をスタートして5日目。今日は6本目のレッスンとなりました。(100本が目標‼️)
私のレッスンは、アナウンサー時代の苦い経験から学んだ独学による指導法がベースです。独学といっても、数々の参考図書からの「いいとこ取り」&実践で構築しているのですが、もっとも参考にしたのは、演出家で劇作家の鴻上尚史さんのメソッドです。本を読み込み、レッスンDVDを何度も見返し、染み込ませました。後に、願いが叶って直接指導を受けた時には、サインに握手に写真と大はしゃぎでした。
あ、話が逸れてしまいました(失礼)。
で、レッスンの話ですね。レッスンを重ねる中で、多くの方が難儀するのが「間」です。私の話し方レッスンは、リアル師匠の山根基世さん(半沢直樹2のナレーションも決定!)の教えから「朗読」を手がかりにしているのですが、皆さん、なかなか「間」が取れない。緊張のあまり、、、を差し引いても、コレが難しいのです。
アナウンス室長時代に、若手を指導する際にも「間」を学ばせるのは、一苦労でした。
「もっと間を取ろうか」
「取ってます」
「いや、取れてないよ」
「うーん」
なんてやり取りを、何度もしました。
「間を取る」という感覚を身につけるのが、難しいんです。自分は取ってるつもりでも、取れてない。焦れてしまって待てない。プロでも悩ましいのだから、初心者に難しいのは当たり前ですが、「間」を身につけると、格段に「伝わる」ようになります。
なぜ「伝わる」ようになるのか
それは、「間」があることで、双方向性が高まるからだと、私は感じています。例えば、話し手が強調したい言葉の前に「間」を取れば、聴き手がフォーカスしやすいし、話し手が、聴き手本位の「間」を取ることが出来れば、呼吸を合わせることが出来、信頼関係を結ぶことに繋がります。
レッスンでは、ちょっと意地悪に「間がない人って、何ていいますか?」と、問いかけることもあります。
そうです、「間抜け」です。
だから「間」を大事にしましょうね、、、と笑ってお伝えしますが、ネタ元は、北野武さんのこちらの一冊です。
「間抜けの構造」
もう何年か前になりますが、表現者として、興味深く読みました。
在宅時間が多い今、読んでみてはいかが?
今月のオンライン体験レッスンは、かなり埋まってきました。31日(火)に、あと1~2名程度の受け付けとなります。
ご興味ある方は、希望日時を書いてお問い合わせフォームからどうぞ。
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