人生に無駄はない!

こんばんは!橋本恵子です。会社員生活を卒業して6年目が終わろうとしています。今年も無事に「確定申告」を終えることが出来ました。ホッと一息つきつつ、嬉しさのあまり、ここに昔を懐かしみながら、呟くことをお許しください。

小学生のころから、算数が苦手で💦、速さと距離と時間とか、割合とか、単位の変換とか、数字全般にアレルギーがあって、その出来なさ加減には、親もさじを投げる程でした。幼い頃の思い出としては、こんなこともありました。

父が盆栽の手入れをしながら、私に簡単な「問題」を出すのです。「いいか、けいこが1000円持って、長崎屋(当時駅前にあった市内唯一のショッピングセンター)に買い物に行ったんだよ。500円のケーキが3割引きで売っていて、美味しそうだから買ったんだよね。さあ、お釣りは?」

父としては、とても工夫して身近な話題にやさしくやさしく置き換えた「問題」なのですが、残念ながら、私、見事に答えられず💦その結果、盆栽を手入れしていたハサミを向けられ「何でわからないんだ!!!」と怒鳴られたりして…そんな命がけの攻防があったにも関わらず、どうしても数字には???でした。

その後、中学では、赤点は免れたものの、数学が足を引っ張る分、国語で稼ぎ(笑)、何とか高校へ。高校では、私立文系志望(日大芸術学部放送学科に進学すると決めていた)をいいことに、文系三科目で何とか生き延び、おまけに奇跡の志望大学合格…ということで「数字」と向き合うことのないまま、社会に出たのです。

テレビ局で仕事をするようになってからも、時間がよめれば、然程、困りごとはなく…数字とは向き合わずにいられましたが、45歳で、アナウンス室長になったと同時に、現場の経理作業を任されたことで、慌てふためくことになるのです。まさかの毎日経理伝票と向き合う日々。1円の間違いも許されない伝票入力と仮払いとの闘い。頭を抱えながら、これは車両運搬費、こちらは交際接待費、こっちは旅費交通費、この金額は会議費、出演者の謝金は、源泉徴収は・・・などなど、思いがけず数字と向き合う日々を過ごすことになったのです。

本当に辛くて(笑)、もはや「ゲーム感覚」でやるしかない!と、毎日30分を「伝票タイム」と決めて取り組んでいました。そうでなかったら、乗り越えられなかったからです。およそ3年の在任中、何とか乗り越えることが出来たのは、数字が苦手な私には奇跡のような出来事でしたし、異動の辞令が出た時には、色々複雑な思いはあったものの、伝票作業から逃れられることについては、安堵しかありませんでした。※その後も思いがけず、給与計算の任と言う悲劇にも襲われることになったのは😢なくしては語れませんが。

…で、今!です。

確定申告を、クラウドサービスを使って無事に終えている私。

信じられません(笑)。

でも、振り返ってみたら、アナウンス室長当時の経理作業が、とっても役立っているんです。あれほど、イヤでイヤでたまらなかった日々の作業が「力」になっているんですよね。入力作業もずいぶんと楽になっていることもありますが、当時を思えば、自分が関わっている業務での経費処理ですし、項目などは、あの日、あの時!必死に取り組んだから、何ら抵抗なく入力できるし、何と言っても数字に対するアレルギー抗体が出来たのか、苦しくない(笑)。

人生に無駄なことなんて、ないんです。乗り越えたらば、見える景色は変わるんです!

ということで、「たかがそんなこと?」と思われる方も多いでしょうが、私にとっては重大事項だった「数字」との向き合いについて、申告が終わった安堵とともに、つぶやかせてもらいました。

苦手なことに向きあった時の、ひとつの乗り越え方と言えるかもしれません。

ま、確定申告も、ひとつのゲームみたいなもの。今年もクリアできたことを喜びましょう〜👏👏👏

 

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