「バイアス」は、あっていい

こんばんは!橋本恵子です。11月はよもやの「登壇ラッシュ」ですが、何と言っても、全てテーマも対象も違うので💦💦、気づきに溢れる幸せを感じています。
 
そんな中、先週日曜日(11/10)に、牧之原市主催で開催したワークショップ「お茶と対話で学ぶ ジェンダーバイアスって何だろう」参加者アンケート結果がメールで届きました。
 
実は、このワークショップ。2時間のプログラムだとわかって始めたのに、うっかり、90分で終わりだと途中で勘違いしたという、講師としてはあり得ない「おおへま」をしてしまったのですが…30分の「アディショナルタイム」を、皆さんがとても好意的に受け止めてくださって、ある意味、とても記憶に残る1日でした。
 
10代から70代までと、参加者もバラエティ豊かで、対話の幅もグンと広がって私自身も沢山の気づきをもらえたのですが、アンケートの結果も、ほぼ全員から回答を頂けて満足度も高く、これからに活かしていこうという前向きな意見を沢山、頂けました。
 
ワークショップでは、2つの問いを用意しました。最初は、年長の男性課長と若手男性職員が、参加の皆様にお茶を配る場面を敢えて設定して「どう思いましたか?」と、もうひとつは「黒いランドセルを背負った女子児童」の写真などをみて「どう感じますか?」というものです。
 
担当者と、この「問い」を立てることそのものが、私たちに「ジェンダーバイアス」があるということなんじゃないか??と、よくわからないループに頭を抱えながらの設計でしたが、「対話」は、メンバーによってどう転がるかもわからないから、とにかく、やってみようと、舵を切りました。
 
自分事として「バイアス」を捉えること。
「バイアス」の有無を善悪でジャッジしないこと。
 
そんなゴールを設定して、当日を迎えただけに、感想のひとことひとことが、とてもありがたいものでした。
 
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・(10代)
 バイアスは自分の中にもあるけれど、それをまず受け止め、そこから自分の思いを確かめてこれからの生活に活かしていきたい
 
・(10代)
 「バイアスはある!!」と受け入れることが出来たことで、気持ちが楽になりました。
 
・(20代)
 自分と違うことを「受け入れる」のではなく「受け止める」ということ。参考にしていきたい。
 
・(20代)
 答えを出すのではなく、対話を通して様々な意見を共有でき、楽しく参加出来た。
 
・(30代)
 最初から「違いを受け容れること」は出来なくても、受け止める(知る)から始めてみようと思います。
 
・(40代)
 ジェンダーバイアスは必ずある。それとどう付き合っていくかが大切。生きていくヒントを得られました。
 
・(50代)
 職場の若い人たちの考えや、働きやすさなどに気を配れるようにしたい。
 
・(60代)
 対話と参加してくださった方々の色々な意見が聴けて良かった。前向きなことばは素晴らしい。
 
・(70代)
 いろいろな考えの人がいることを、改めて思いました。
 
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自己紹介で、自分のプロフィールを語りながらも、キャリアにおいて、どんだけ「ジェンダーバイアス」の影響を受けてきたのだろうと、話しながら、苦笑してしまう程でした。時代もありますけれど、女性だから、子育て中だからと、生きづらさを感じることは、ありとあらゆる場面で、ありました。
 
参加した高校生が、女性の働き方を研究していると言うことで、私の働き方では参考にならないかな、とも思ったのだけど、帰り際に「私は確かに、会社の中で女性としてバイアスを感じていたけれど、自分が管理職になってからは、自分が味わったことは、絶対に後輩には味合わせないと決めて臨んだんだよね。それが出来たのは、自分が大変だったからなんだけど、会社員人生の後半は「ひっくり返す」ことが快感だったんだよね〜」と、お話ししました。

 
起きたことは、受け止めるしかないし、その都度、確かに、乗り越えてきたんだけど、過ぎてみればすべてが「良い経験」でしかなく、こうして、若い方々にワークショップをお届けできるのも、あの日があったからなんだよな。
 
アンケートを観ながら、ちょっと昔を振り返ることも出来ました。
 
さあ、明日も多様な皆様との学び場が待っています。どんな出会いが、どんなご縁が、どんな学びがあるか?楽しみです。
 
 
 
 
 
 
 

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