「準備」は念入りに、でも、軽やかに手放す

こんにちは!橋本恵子です。清水生涯学習交流館運営協議会主催で、今日から4回シリーズで11月まで続く「コミュニケーション講座」。「問う」「対話する」「話す」「聴く」というコミュニケーションの要点を、毎回、ひとつずつピックアップして、学び合っていきます。

今日は初回の、折戸&三保の交流館主催の「学びに活かせる問う力」でした。お休みの日に、近隣の市町からも足を運んでくださる方もいて、40人の満員御礼!「コロナ後、これだけ人が集まったのは、初めてかも〜」と、主催者もドキドキの開講となりました。

学び場で一番大切にしているのは、私自身が「楽しむこと」です。これは、リスペクトする場創りの達人に教えて頂いたことで、たとえどんなにストレスフルな緊張を強いられる状態でも、自分が楽しむ気持ちを持っていれば、参加者はのびのびと、自分らしく振舞うことが出来るというのです。「楽しさ」は伝染するんですね。

ただ、「楽しむ」ためには、準備が欠かせません。参加者の状況を、あらゆる方面からシミュレーションしながら徹底的に想像します。どんなことを知りたいか、どうしたらそれを体感できるか、どうしたら伝わるか…走りながら、筋トレしながら、お風呂に入りながら…四六時中、考え続けます。一方で、いざ本番になったら、「準備」に縛られないように、それを手放します。「今」を楽しむということです。想像の世界と現実は、全く同じと言うことはないし、思いがけない参加者の「ことば」や「リアクション」に色々な意味で驚かされることもあります。それらを、その場で受け容れ、何とかしてゴールまで一緒に走り切ること!「準備」はするけど手放すという、このバランスが、いつも問われます。

今日は、その場でスタッフを巻き込んで行った「質問ゲーム」が、私が想像していた以上に気づきの多い展開となり、自然な形で、「問いの持つチカラ」を、参加者に味わって頂けたんじゃないかと思います。私が準備していたことを「あーだ、こーだ」と説明する必要はなくなり、「手放しが功を奏したなぁ」と、帰りの車中でしみじみ思いました。

いつも思うのですが、研修は、私の中では「公開生放送」のようなもの。参加者と一緒に「今」を楽しみながら、練り上げていくもの。一期一会で、今日の場は、今日でしか生まれない豊かな場であってほしい。

今年の私のテーマが、PCの目の前に掲げてあります。

今、この「LIVE」を、ていねいに、楽しく、美しく、生ききろう!

来週も、講座は続きます。ていねいに、楽しく、美しく、やりきるためには…準備ですね〜励みます。

 

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