アウトプットこそが最大の学び

人生は不思議なもので…下半期の予定が「がら空き」と思っていたところ、今月はまさかの登壇続き。公開型のワークショップなども相次いで企画があり、毎日、毎日「どうしたら、伝わるだろうか?」と考え続けています。

とてもありがたいなぁと思うのは、参加者の年代や職業がバラエティに富んでいること。新入社員から、管理職、育休中の方の勉強会、シニア中心の生涯学習センターのワークショップなど様々で、参加の皆様からの感想や質問に、自分が気づいていなかったことや知らないこと、その都度、沢山教えていただいています。自分の知識や経験なんて本当にちっぽけなことで、さらに、そこから考えることだって、1人ではたかが知れていて、他者に学ぶということが、どれだけ学びになるのかと言うことを思い知る毎日です。

先日の牧之原市主催の「ジェンダーバイアス」をテーマにしたワークショップには、高校生から80代までの25人が参加してくださいました。普段はなかなか接点のない「はじめまして」の年代の違う方々と、対話しながら「ジェンダーバイアス」を考えるというもので、主催者と「ジェンダーバイアスを自分事として考えて、実生活に活かしてもらう」ということをゴールに設定したのですが…どこに着地するかは、参加者次第。男性課長が参加者にお茶を淹れたり、ランドセルの色を手掛かりにしたりして、私たちなりにテーマを決めて対話してもらったのですが、これがもう、想像以上に素晴らしく場が盛り上がって、担当者と手を取り合って、感動を分かち合いました。

同じ写真を見ても、目の付け所はみんな違うし、対話のテーマからどんどん逸れていくこともまた、私たちが考えもしなかった「制服問題」や「年代バイアス」に及んだり、あるいは、高校生の意見の的確さに、思わずため息が出たり。

「違い」を肯定し合って、認め合って対話することって、こんなに素晴らしいことなんだ〜と、仕掛けておきながら、あらためて実感することが出来て、やっぱり「やってみなくちゃわからない」し「アウトプットこそが最大の学び」だなと思ったのです。

もちろん、上手くいかないこともあります。でも、それすらも「学び」だなぁと、このところの連続登壇で身に沁みて感じます。

場はいつも新しくて、同じテーマでも、集まるメンバーによって得られるものは変わるし、自分の気づきのアンテナの精度によっても学びの質は変わります。

そして、登壇する私のコンディションによっても!場は変わってしまうリスクがあるので…私自身、いつもフラットに、楽しく、ご機嫌でいたいと思うのです。そしてそれこそが、自分にも最大の学びになるなぁと…学びの秋に!思う日々です。

おかげさまで、公開型のワークショップも、年内は満席になったようです。お会いできるのを楽しみにしていますし、アウトプットの機会は学びのチャンスなので、ぜひ、お声掛けください!

「頼まれごとは、試されごと」なのでね。

 

 

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