悩まないで、考える…そして

「悩むこと」と「考えること」が違うことに気づいたのは、いつだったか?若い頃は、いっしょくただった気がする。東京支社に勤務していたころ、往復2時間の通勤電車でむさぼり読んだビジネス書かなんかに、書いてあったのかもしれない。

「考えること」が好きだ。他人には「考えすぎ」とか「そんなこと考えても何の足しにもならない」とか、考えすぎる私を心配してだろうか、よく言われる。でも、これが趣味だから、やめられない。独り身の頃は、趣味の一人旅で、海外に飛ぶ飛行機の中で「じっと」考えに耽ったものだ。答えにたどり着かないことも多かった。それでも、いまだに「考える」ことがやめられないのは、まさに、そのプロセスそのものが、やっぱり好きだからなんだと思う。

主に考えていることは「違い」についてだ。昨日と今日の「あらゆる違い」、見えるもの、感じるもの、外見も内面も、いろいろ探求する。昨日より前に時間が飛ぶ日もある。20代はこうだったけど…今は、なんてこともよく考える。ほかにも、あなたと私の違いも大好物だ。私が「あなた」だったら、どうするか?プロ野球選手だったら、作家だったら、刑事だったら、保育士だったら…テレビや現実で、様々な立場の方や職業の方を見るたびに、考える。憧れの人と自分の「違い」を考える時は、ため息をついてしまうことも多いけれど、一歩でも近づきたいからと考えを進めると、それは大きなモティベーションになる。

日ごろからこうして「考えること」を趣味にしていると、それがトレーニングになるのか、決断が早くなる。いわば「考えすぎの功名」である(笑)。「決断が早いこと」は時短にもつながるし、生産性の向上にもなる。マルチタスクでも何とかひとりでやっていけているのは、もしかしたら、この「考えること」を続けてきたからかもしれない。

「悩む」と「考える」を分けて、常に「考えること」を習慣にして頭をくるくる動かしておくこと!

「考える」と同時に「書くこと」「話すこと」も、思えばすべて、トレーニングしてきたからこそ、今がある。

もちろん、考えすぎ!!!!は、時に自分を苦しめてしまうこともあるので、適度な「余白」も大事ですけどね。ここは私の課題でもあり、これから仕組化が必要かも。

夏の時点では、秋はお仕事もあまりないし、のんびり「余白」を楽しもうと思っていたのに、不思議とあわただしく、毎日、毎日、仕事のことを中心に考える日々が続いている。動けば動くほど、頭も心も動きまくる。豊かな人生に感謝だな。

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12月14日(土)に東京で「朗読発表会」を開催することになりました。「冬のおくりもの」というタイトルで、ピアノと朗読の共演も楽しんでいただけます。昨夜から定例の勉強会もスタートして、参加の皆様と一緒に選書などをする中で、朗読指導者として「長編を読まないとならないのかなぁ」と考えていたけれど、思えば主役は「生徒」たち。私は短編をひとつ!途中で挟むくらいでいいかな?「討ち入りの日」に、静岡から出向きます。自慢の生徒さんたちの朗読、どうぞ、お楽しみに!!!!!

申し込みサイトは、まもなくOPEN予定です。

 

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