「スーホーの白い馬」などでおなじみの絵本画家・赤羽末吉展に行ってきました。
朗読指導者仲間から「絶対、行くべし」と言われていたものの、そんなに関心が持てず「時間があったらいこうかな」くらいでしたが
いやはや、行って良かったです。まだの方には、おススメします。
赤羽末吉は、絵本画家としてのデビューは50歳だったそうです。それから80歳で亡くなるまでに80作品を手がけました。
70歳で、国際アンデルセン画家賞を受賞された時に、スピーチで、こう述べたそうです。
「私は70歳になります。今ようやく調子が出てきました。この調子でゆくと、80歳から90歳にかけていい仕事ができるのではないかと思います」
言ってみたい!あっぱれなスピーチです。
会場のあちらこちらに掲げてある「ことば」や解説文も、一様に興味深かったのですが、私が、何より赤羽末吉の作品に惹かれた理由は
「子どもを、子ども扱いしていないこと」です。
「わかってもわかってなくても シカとした本質的なものを見せることが大切」という考えのもと、子どもを楽しませようと徹底的にこだわるとともに、子どもが絵本を読み解く力を信じていたということを作品だけでなく展示物の数々から感じ、なぜか、涙が出そうになりました。
あー、子どもから大人まで、一緒に朗読する場所を創りたいんだよ、私は!
そんな心の声が、飛び出してきそうです。
「学びは実践だよ」と、昨夜、再確認できたことも影響してますね、
リスタートの11月。
10月とはまた違った勢いで、走り通します。
今日も朗読はYOUTUBEからどうぞ。
くものアンダーソンは、かりんさんを救えるか!?