「ことばの反射神経」のよい人

こんにちは!橋本恵子です。土曜日は多様な学び場、日曜日から2泊3日で大阪に学びの旅へ。「会いたい人」が沢山いるのは、本当にありがたいことです。人に会って、話を聴いたり、話をしたりすることこそが、私は「最大の学び」だと思っています。自身の興味関心はもちろん大切ですが、その枠だけでモノをみるのは、頭を硬くしてしまう危険性があります。ジャッジすることなく、相手の興味関心に耳を傾け合うことで、お互いに、自分の世界を広げることができるのではないか?そんなことを、ここ数年、よく考えています。

大阪には、素晴らしい企業を訪問する「訪問勉強会」のために出向いたのですが、その前後の時間が、ちょこっと空いていたので、「ダメ元で」、友人数人に声を掛けました。初日は、ポジティブ心理学をオンラインで学んだ仲間2人と、2日目は、15年前に私のキャリアの最大のピンチに、エールを送ってくれた友人と会うことが出来ました。忙しいのに都合をつけてくれて、本当にありがとう。

2日目、仕事後に駆けつけてくれた「ひかるさん」は、1991年入社の「同期」で、同じメディア業界の人。なつっこい笑顔と、包み込むような包容力に加えて、本当は私の3倍くらい生きているんじゃないか?と思うほどの、懐の深さと、軽やかさを両立させた稀有な存在で、先輩?仲間?うーん、「同志」と言う感じかな?まだまだ男性優位の業界を、切り拓いている人。今は、来春に控えたビッグイベントの準備のために出向中で、世界をまたにかけて仕事をしている。

ひかるさんは、日々、本当に色々なハプニングがあるということを、軽やかに、楽しく、オチまでつけて話してくれる。そのテンポの良さ、エンタメ感…食事をしながら夢中になって聴いて、話していたら、あっという間に2時間半も過ぎていました。

「果たしてこれは何なんだろう?」と、帰り道、ひとり考えながら歩きました。

ああ、「ことばの反射神経」がいいんだなぁ。ひかるさんの「ことば」は、「感じたこと」が、即!出てくる感じ。「こころ」と「からだ」の一体感、接続感が、気持ちがいいのだ。迷いがないし、雑味(のようなもの)もない。スッと「気持ち」が「ことば」になって届いてくる。

ひかるさんのキャリアのスタートは、確か朝の人気情報番組で、その後も、ドキュメンタリー番組を数多く制作。英語と中国語が堪能で、海外コンテンツビジネス展開などにも先鞭をつけた方。さらには、ふたつの大学で客員教授をつとめながら、自身も大学院で学び続けている。多様な人、文化を受け容れながらキャリアを積み上げてきた経験が、ことばも、人間性も磨いているのかもしれない。

以前、師匠のひとり・山根基世さんに「自分のことばを獲得するには、どうしたらいいでしょう?」と聞いたことがある。山根さんは「あら、それはね〜そんなに簡単な事じゃないわよ」と、ふっと笑みを浮かべた後、若い頃の「とちり娘」だった話を挟んで、その後、こう続けた。「人生色々な体験をして、苦しんだり、悩んだりして、そこで考えたことが自分の中の『ことば』として積み重なっていくの。そうなると、少し楽になるのよ」と。

ひかるさんが、自分のことばを軽やかに伝えられるのは、やっぱり、積み重ねがあったからんだろうな。

そんな友人がいること、話が聴けること、聴いてもらえること。ご縁に感謝しながら、やっぱり、人と会うことが最大の「学び」だなぁと、思うのです。

ひかるさんから、夏休みに出向いたという「ウズベキスタン」のストールをお土産にもらいました。ひかるさん、ウズベキスタンで、すっごく人気があって、道行く人たちに「写真に一緒に入ってくれ」と何度も声を掛けられたんだとか。「ことばの反射神経」だけでなく「笑顔の反射神経」も、きっと素晴らしく、しかもグローバル展開なんだな(笑)

ストール、大事にしますね!

 

 

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