朝、目が覚めて最初に頭に浮かぶ「問い」は、「今日も走れるか?」。天気が良好で、早朝の仕事や任務がない限り、心と身体を整えるために、近所の運動公園を2周=約5キロを日課にしている。この「問い」で、体調を確認するとともに、時に自分を奮い立たす。
「さあ、どれにする?今日はどんな気分?」そう自分に問いかけながら、黒、青、ブルーの迷彩Tシャツから、今日の一着を選ぶ。
玄関ドアをあけて、今朝の空気を胸いっぱいに吸い込みながら「今日の空気はどんな味?」と問う。このところ、少し夏バテ気味なので、慎重に一歩ずつ、足を出していく。
「腰の痛みはどう?」
「身体は軽い?重い?」
「呼吸のリズムは何拍子?」
と、まあこんな風に、ここからずーっと「自問自答」ジョギングがスタート。基本の問いは「昨日との違い」を確かめるものになる。先に挙げた自分のコンディションを尋ねるものから、周囲の景色や聴こえてくる音などにも注意を払う。今朝は、畦に一本だけ「彼岸花」を見つけた。おとといは「すっかり蝉の声がしなくなったなぁ」と思っていたら、7時25分頃、一匹だけ?叫ぶように鳴く「蝉声」が耳にとまる。これらはすべて、昨日は気づかなかったこと。「昨日とは何が違うか?」というたったひとつの「問い」が、私に気づきを与え、心を豊かにしてくれる。
運動公園の1周目は「昨日との違い」に答えていくのがルーティンだけど、2周目に入ると、自分が向き合っている、主に上手くいっていないことに関しての「問い」を立てていくことが多い。例えば「月末の講座の組み立てをどうするか?」が浮かぶと、頭の中で「あれ、これ」と組み立てを仮に並べていくこともあるし、場合によっては「なぜ組み立てに時間がかかっているのか?」「もっと効率よく進める方法はないか?」「時間管理をもっと上手にするにはどうしたらいいか?」「大体私は、何に時間を費やしているのか?」「私は何がしたいのか?」などなど、自分の掘り下げに繋がっていくこともある。我ながら、本当にメンドクサイ。
この状況を打開するのも「問い」だ。
「メンドクささを、乗り越えた先にこそ、成長があるんじゃないか?」といった前向きな「問い」が出てくると、足元の走りが安定していくというか、確かなものになっていく感じがする。あいにく未熟者につき、そういう日ばかりじゃないけれど、出来れば「前向きな問い率」を上げて、人生と言うロードを軽快に走れる日を増やしていきたいと思う。
「前向きな問い」の力は、自分にも効くが、相手の可能性を広げたり、気づきに繋がることも多い。
メンドクサくはあるけれど、頭の中の「問い」は、やっぱり大事にしていこうと。
9月28日(土)の三保生涯学習交流館での講座テーマは「学びに活かせる問う力」
定員まであと少しかな?一緒に「問う」を学び合いましょう!
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