今年度も始まった全3回のあざれあスキルアップセミナー「もっと伝わるコミュニケーションのレッスン」。ありがたいことに定員を超える応募があったそう。

昨年度はまだ会社員という立場で、有休取得してボランティアで引き受けたが、今年度は独立後、お初！

立場で内容が変わるってことはないと思っていたけど、今年度の方が物理的に準備にかけられる時間がふんだんにあるし、この半年で学んだことを入れ込みたい気持ちもあって・・・（良くも悪くも）もりもりてんこ盛りとなった。

この講座、タイトルが「コミュニケーションのレッスン」ということで、皆さん、生活の中で感じている大なり小なりの課題をお持ちなのだが、ここに来たからと言って「すっきり解決」とはいかない（と説明する）。冒頭では、平田オリザさん、鴻上尚史さん、山田ズーニーさんらの「コミュニケーション」に対するコメントを紹介する。

平田オリザさんは『コミュニケーションなんてものは、そもそもない。あるとすれば能力の問題ではなくモティベーションの問題。分かり合えないことが出発点』だと言う。鴻上さんは『違いを認め合うことがコミュニケーション』と言い、山田ズーニーさんは『コミュニケーションが上手い人はとにかく「場数」を踏んでいる。筋トレみたいなものだ』と。

3人の賢者のコメントのおかげで、最初は緊張気味の面々もワークを重ねるうちにほぐれてきて、後半になるとご自身の体験や意見などを自然に場に出してくださるようになっていった。「こんなこと言ったら」「こんなこと聞いたら」などと思い煩うことなく参加者が意見や主張を「場」に出していくことが、まさに、発信する側にも受信する側にもトレーニングになる。

ということで、私自身もファシリテーターでありながらレッスン受講者でもある。初日から大いに学ばせてもらったし、2日目はもっともっと学びを深めていきたい。

レッスン後、受講者の一人が具体的なご自身の課題について質問しにきてくれた。私なりに丁寧に説明すると「やってみます」と仰る。

こういうコミュニケーションこそが、独立後の大きな喜びだ。自分が関わる方々が、これまでとは違うことにチャレンジしたり、違う視点を持てるようになることこそがね。

土曜日は独立後初めての「OUTPUT　2本立て＠沼津＆富士」

どんな出会いが待っているかな？